- 「スポーツようかん あずき」は登山の行動食に使えるの?
- 「スポーツようかん」にはどんな効果があるの?
- 「スポーツようかん」は美味しいの?
この記事では、実際に「スポーツようかん あずき」を食べた私が、そんな疑問にお答えします。
販売者は「井村屋株式会社」という所なのですが、その名前をと聞いてピンと来た方も多いのではないでしょうか?
そう、井村屋は非常食や行動食でお馴染みの「えいようかん」を出している会社です。
その井村屋が、運動時に食べやすいようにし、必要な栄養素を配合して作ったのがこの「スポーツようかん」です。
井村屋「スポーツようかん あずき」のここがオススメ!
- 運動時でも食べやすい工夫されたパッケージ
- 即効性糖質と持続性糖質をバランスよく配合し、長時間の運動をサポート
- ポケットにすっぽりと入るコンパクトサイズ
「スポーツようかん あずき」とは?
製品名 | スポーツようかん あずき |
---|---|
原材料 | マルトデキストリン、生あん(小豆)、砂糖 パラチノース、寒天、食塩 |
栄養成分(1本当たり) | エネルギー(熱量) | 113kcal タンパク質 | 1.4g 脂質 | 0.1g 炭水化物| 26.5g 食塩相当量| 0.14g カリウム | 9mg マグネシウム | 6mg カルシウム | 13mg |
重量(1本当たり) | 40g |
販売者 | 井村屋株式会社 |
価格(5本入り) | 594円(税込) |
スポーツようかんは、「あずきバー」や「やわもちアイス」などの人気なアイスや和菓子を発売している井村屋が手掛ける、手軽においしくエネルギーチャージが出来る商品です。
持続性エネルギー糖質(パラチノース)を配合しているのでスポーツ・アウトドアに最適です。
同じラインナップでカカオ味や小さいポケットサイズなども出ています。
特徴① | 非常食で有名な「えいようかん」がスポーツに適した形になって登場
同じく井村屋が出している「えいようかん」
コンビニでも見かけられる商品で、非常食にも、そして行動食としても使っている人は多いのではないでしょうか?
たしかに携行性やエネルギー量を考えると、えいようかんも優れた行動食だったのですが、食べ切るには包装をしっかり剥かないといけないし、手がベタつく点がマイナスポイントでした。
しかし本製品は、包装を切らずに袋をギュッと押すだけでようかんが出てきて、押し出しながら食べることが出来るので、手を汚さずに、ゴミも余計に出ないのがポイントです。
特徴② | 必要なエネルギーを効率的に摂取出来る
本製品には、即効性のある糖質「グラニュー糖」、「マルトデキストリン」と持続性糖質「パラチノース」の2種類がバランスよく配合されています。
即効性がある糖質「グラニュー糖」と「マルトデキストリン」は、消化吸収が早く、素早くエネルギーに変換されます。
その分、効果が切れるのも早いのが特徴です。
一方、持続性糖質の「パラチノース」は時間をかけて吸収し、ゆっくりエネルギーに変換されるため、パフォーマンスを長続きさせることができます。
「エネルギーが切れてきたな」という時のエネルギーチャージにも、またその後のエネルギー切れを防ぐこともこの1本で可能になっています。
特徴③ | ようかんを作り続けている井村屋が出す味わい
井村屋は先ほど紹介した通り、「えいようかん」や「あずきバー」などのあずきを使った商品を数多く販売している会社です。
創業から100年ほど、ようかんを作り続けている井村屋の伝統製法を使って、スポーツ用でも美味しいようかんが作られています。
特徴④ | コンパクトサイズで様々なシーンで持ち出せる
行動食にはコンパクトな携帯性が求められます。
本製品は手のひらサイズになっていて、カバンの中にそのまま入れるのはもちろん、いちいちカバンを降ろすのが面倒なトレイルランや岩陵帯などの狭いところでのシーンではポケットに入れて持ち運ぶことができる、便利なサイズになっています。
「スポーツようかん あずき」レビュー
ここからは実際に「スポーツようかん あずき」を食べてみて感じた味や食感、効果について詳しくお伝えします!
味 | あずきの香りはほんのりと。塩気が強い
口に入れた瞬間に感じるのは、まず塩気。
食塩は0.14gと多くは入っていないが、結構ガツンとくる。汗をかいた時に食べるのが良さそう。
そして、その後にあずきの香りと味がほんのりと感じられます。
後味は甘い系のお菓子やジェルやゼリー系の行動食によくある甘さが残るタイプでは無く、塩気が残るちょっと珍しい感じ。
水で流し込みたい、という嫌な感じはありません。
やはり、汗をかいたときに食べるのがよさそうな味だと感じました。
味 | (3.5) |
食感 | 水分量多めで食べやすい
「えいようかん」などの固形のようかんとは違い、水分量多めで噛む必要がないので、行動中でも食べやすいです。
だからと言って、あずき(生あん)のザラつき感はちゃんと残っているので、さすが長年ようかんを作り続けている会社だなと思いました。
食感 | (4.0) |
効果 | エネルギー量は少し少なめ
1本で113kcalが摂取出来るスポーツようかんですが、腹持ちがいいタイプの行動食ではないですし、1本ではちょっとエネルギー量が足りないように感じました。
実際、アメリカスポーツ医学会のガイドラインによると、「疲労を防ぐために、1時間あたり30〜60gの糖質を摂取することが望ましい」とされています。
科学的に見ても本製品は炭水化物が26.5g入っており、糖質はここから食物繊維を引いた数字になりますので、もうすこし少ない計算になります。
なので、1時間あたりの糖質摂取目安より少ないことになります。
数本持っていってこまめに食べたり、他のカロリーが高めな行動食と組み合わせて食べるのが良さそうです。
塩気の強さもあり、即効性はあるように感じたけど持続性はどうだろう…?
塩分補給に関しては、個人の発汗量や登山の運動量にもよりますが、食塩は1時間で0.1〜0.2gほど摂ると良いとされているので、本製品ひとつで足りるところがいいですね。
効果 | (4.0) |
携行性 | 手のひらサイズで持ち運び便利
手のひらサイズかつ、1本40gととても軽いのでかさばらずに済み、行動食としては嬉しいサイズになっています。
ザックの中に入れるのはもちろん、サコッシュやポーチ、ウェストベルトのポケットやパンツのポケットにも入れることが可能なサイズで、行動中にサッと取り出せるのが嬉しいポイントです。
携行性 | (5.0) |
価格 | 老舗の井村屋が作っているから妥当
ジェル系行動食が約300円、普通のお菓子類や菓子パン・おにぎりなどが100〜200円前後が行動食の相場でしょうか。
この「スポーツようかん あずき」は1本約119円です。
安心安全、老舗の井村屋が作っているのでこの価格は妥当かと思います。
価格 | (5.0) |
「スポーツようかん あずき」が買える場所・購入方法
井村屋「スポーツようかん あずき」が買える場所は以下の3つです。
- コンビニやドラッグストア
- スポーツ・登山用品店
- Amazon・楽天市場などのオンラインショップ
コンビニではローソンとファミリーマート、ドラッグストアはマツモトキヨシで取り扱いがあるようです。
行動食を準備し忘れてしまった登山当日でも調達可能なのは嬉しいですね(全店舗が置いている訳ではないので注意)。
Amazonや楽天市場であれば、わざわざ買いに行く手間もかからないですし、当日に焦って準備する必要が無いのでおすすめです。
まとめ
以上、「スポーツようかん あずき」のレビューでした。
評価のまとめです。
味 | (3.5) |
食感 | (4.0) |
効果 | (4.0) |
携行性 | (5.0) |
価格 | (5.0) |
総合評価 | (4.0) |
和菓子、あんこ好きなため、味の評価は少し辛めに付けさせていただきました。
人によって、また汗のかいた量によって味の感じ方は変わると思います!
しかし、行動食としては食べやすく持ち運びやすい等、利点も沢山あって登山の行動食におすすめの商品です。
気になる方はぜひ試してみてください!
それでは、おしまい!
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