【登山用語】“凍傷(とうしょう)”ってなあに?意味を知って登山をもっと楽しもう!

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“凍傷(とうしょう)”の意味

凍傷とは体の一部が凍ってしまう寒冷障害のこと。衣類で覆っていない部位や末端部、主につま先、足、指、耳、鼻、頬などに生じやすい。

軽度(Ⅰ度)では発赤、腫れ、感覚のない白斑が生じる。中度(Ⅱ度)では皮膚の深層(真皮)までの障害で、腫れと水ぶくれがみられる。重度(Ⅲ度)では感覚がなくなり、血性水疱(血の混じった水ぶくれ)、皮膚が黒く壊死する。

凍傷になっていることは見た目で判断しやすいが、どの深さまで凍傷が起きているかは受傷時に判断することは難しく、日数を要することがある。

壊死が起きると、多くの場合は手術(凍傷した部位の切断)が必要になります。

凍傷の処置としては、患部をできるだけ早く温水(約40℃)で温める必要があります。

※凍傷を負った人は低体温症になっている可能性もあります。その場合に四肢から温めると低体温症を悪化させる恐れがあるので注意が必要です。

“凍傷”の豆知識

国内での凍傷事例は冬の八ヶ岳が最も多く、凍傷部位は手指に集中している。

冬の八ヶ岳は、積雪量は多くないものの内陸性の気候のため、気温は極めて低い傾向にある。12〜2月では、氷点下10℃を下回ることも珍しくない。

北横岳や蓼科山などは冬山初心者におすすめされることが多く登山人口も多いが、安易な装備で登ることだけは絶対にしないように。

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