金太郎伝説で有名な箱根の名峰、金時山(1212m)。
先日、谷川岳へ行ってきて少し疲れは残っているもののどこか登りたいなと思い、近場で手軽に登れる場所ということで金時山へ金時神社コースを使って行ってきました。
結果としては、富士山を望める大展望の山頂に大満足の山行でした。
駐車場情報
エヴァンゲリオンの基地を模した駐車場になっています!
公衆トイレ駐車場は駐車可能台数が少なく、休日だと朝早くに埋まってしまいます。
停められない場合は、公衆トイレ駐車場の道路挟んで向かい側の有料駐車場を利用してください。
※駐車場から国道138号を南に数秒行くとセブンイレブンがあります。
コースタイム・ルート紹介
金時山へ登る登山口は3つあるのですが、今回は金時神社コースを利用しました。
2022年7月2日(土)
5:32、朱い鳥居をくぐり抜ける。
何故標高が低くコースタイムも短い金時山を朝早くから登るかって?
それは日中の茹だるような暑さと集る虫が嫌だからです。(一番の理由は午後に予定があったから…)
登山口の始まりは鳥居があったから分かる方もいるでしょうが神社の境内になっています。
階段上の中央に置かれた杉がご立派、とても画になる。
しかし、参道のど真ん中で写真を撮っていました。神様すみません。
そして今回もくるなるさんとの山行です。
杉の隣には鳥小舎がありました。
登山口からは50mほど離れた場所なんですが、登山口でも元気な鳴き声が聞こえてきました。
鶏がいるの知らなかったので登山口で聞こえた時は、猿か人か論争をしていました。
朝の神社には神聖で清々しい雰囲気が漂っています。
本殿が見えました。
ここの神社の名前は「公時神社」です。皆さん読めますか?
正解は「きんとき神社」です。金時じゃないんですね。
お参りは…しません。(さっきから失礼)
登山道は本殿手前の階段を右に行くとあります。
神社のある山って杉林なことが多いけど何でなんでしょう。
この橋を渡ったら山道になります。
杉の木がとても背が高く圧巻です。
囲まれているから暗いけどもう蒸し蒸ししていた。今日も暑くなりそう。
ちなみにこの日は埼玉県や群馬県で40℃を記録したようです。(地球どうなっちゃったの?)
ちびケルン
デカい岩
金時手鞠石と言って、金太郎が手鞠として使って遊んだという言い伝えがある岩なようですが…大きすぎるし球体じゃないから一回ついただけでどっか飛んでっちゃうでしょうって思った。
言い伝えやら伝説って大袈裟なものばかりですよね(笑)
ちなみにこの岩があるのは登山道の左手にうっすら道が伸びた先にあります。
看板もないし主の登山道から外れているので、くるなるさんも気づかなかったようです。
見てみたい人は注意して探してみましょう。
視界が開け目指す場所が見えてきました。
登りの標準コースタイムは1時間半と短いですが、標高は840mほど登らないといけないので意外とあるように感じます。
一旦車道に出ます。峠道を飛ばしたい人や工事車両が通ったりするので注意して渡りましょう。
ここに駐車場を作ってくれればもっと早く登れるのに…って思ったけど、山を切り崩してまで楽はしたくないのでこの考えは無かったことにします。
車道から登り始めてすぐ、登山道から右に逸れると金時神社奥の院入口があります。
大きな岩と祠があるようです。興味のある方は行ってみましょう。
登山道に戻り5分ほど歩くと次は金時宿り岩があります。
この岩は金太郎と母が夜露をしのいだとされる岩らしく、寒さのせいで真っ二つに割れたんだそう。(諸説あり)
調べている中で知ったことなんだけど、金太郎の本名って「坂田公時」なんだって!
この名前を見た瞬間にアニメ「銀魂」の主人公が…
宿り岩の右手も進めそうですが、ルートは岩の左を巻いていく方です。
時間を示す看板。気になったのが公時神社まで下り15分ってところ。
登りで動画や写真撮りながらだったのもあるけど40分ほどかかっていて、「絶対下り15分じゃ着かないよ、あとで計測だ!」ということになりました。
木の迷宮が立ちはだかる。
ここら辺から木の根が浮き出ていたり、急な坂道になってきます。
樹林帯が続くのですが、稜線の分岐に近づいてくると視界が開けるところがあり、木々の合間から黒たまごで有名な大涌谷方面が見えます。
採石場らしき山肌が見える場所がガスがあの観光地の場所でしょうか?
すんごい蜘蛛の巣を発見した。
ここを通ったらまず抜け出せないですね。
稜線の分岐に到着。金時山山頂まであと20分です!
急な階段が始まりますので一旦ブレイクしてから登ります。
山頂までもう少しの所で、登山道からせり出た岩が展望台になっている場所があります。
人1人分しかない場所ですがとっても気持ちいい。
金時山へ登れる他のコースである乙女峠の山や先程紹介した大涌谷やススキで有名な仙石原が見渡せます。
そして7:13、金時山山頂(1212m)に到着!
もっと早く着くかと思ったらコースタイム通りでした、動画と写真の撮り過ぎです。
山頂まで来ると富士山(3776m)がドドンっと目の前に見えます。
雪が無いから「THE富士山」という感じは無いけれど、やはり独立峰の魅力がありますよね。
この日、静岡県の朝は曇り予報だったのですが雲の位置が低く雲海になっていました。
びっしりとつまり波打っている様子が本当に「雲の海」だなと感じさせます。
天下の秀峰というキャッチフレーズ、間違いないです。
山頂には持てる大きなマサカリがあった気がするんだけど見当たらなかった。
どこへ行ってしまったんだろう?
ススキで有名な仙石原地区もよく見えます。
写真右奥の山に雲がかかっていて滝雲になっている。
雲海やら滝雲やら見えて嬉しいです。低山なのにすごいな!
うどんやお蕎麦が食べられますが、有名なのはキノコ汁だそうです。
コチラの茶屋はもうやっていないのでしょうか?
トイレもしっかりとあります。
景色を十分に堪能したので下山です。登りと同じ金時神社コースを降ります。
金時山近辺は公共交通機関がしっかりとしているので、公共交通機関を利用する際は違うルートで降りてみるのも楽しそうですね!
ひたすら降ります。
登りの時に「公時神社 15分」の看板があったと思うのですが、計測してみたら15分ぴったりでした。
だけどだいぶ早足だし走った場面もあったので絶対に15分は厳しいと思います。
また神社へ戻ってくるとけたたましい声が聞こえてきました。
よく見てみると鶏が外をお散歩している!!?
鳥小舎を掃除してもらっていたようで、その間お散歩したり草を啄んだり鳴いたりと自由に過ごしていました。
8:28、登山口まで帰ってきました。ほぼコースタイム通りだったかな?
あまりに鳥居が画になるので参道のど真ん中で胡座をかいて写真を撮らせてもらいます(最後まで失礼)
自分達の車を停めた駐車場に向かう道にゴルフ場があるのですが、そこも登山者用に駐車場があります。
柵がしてあって入れなさそうなんだけど、入り口には「チェーンを外して出て行ってください」らしきの言葉が書いてあって勝手に使っていいのか?となりました。
気持ちの良い朝山歩でした。
金時神社コースは危険な箇所も無く、山頂では富士山や大涌谷の絶景が見渡せる初心者にもオススメできる山です。
ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
おしまい!
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