登山でよく頭を悩ませるのが“服装”。
特に夏の登山は、暑そうなイメージがあって半袖や薄着だけでいいかなとお考えの方もいるかもしれません。
しかし、山では標高が高くなるにつれて気温が下がるので、薄着だけでは危険なことも。
- 夏山に防寒着が必要って聞くけどなんで?
- 夏の登山で使う防寒着ってどんなもの?
- 夏におすすめの防寒着は?
今回はそんな疑問についてお答えしていきます。
夏山での防寒着の必要性と着る場面
夏の登山でも防寒着が必要って聞くけどなんでなの?
一般的に山では、標高が100m上がるにつれて気温は約0.6℃下がるとされています。
平地(標高0m)の気温が30℃だった場合でも、たとえば富士山山頂(3,776m)では約23℃下がり、7℃ほどとなります。(3,776÷100×0.6)
これに加えて、風速1mの風が吹いていれば体感気温はさらに1℃下がると言われています。2,500mを超えるような場所では森林限界といって風を遮る木々が無くなり、体感温度が一気に下がることもあります。
夏山でも標高が低いところは汗をかくほど暑かったとしても、富士山や北アルプスなどの3000mクラスの山頂付近は真冬並の寒さになるのです。
そのため、夏の登山でも防寒着が必要と言われています。
夏山で防寒着を着るのは主に“宿泊時”
登山で防寒着を着用するシーンとしては、基本的に“行動時”と“行動していない休憩や停滞時、宿泊時”に分けて考えることができます。
夏は日差しが出ていれば大量の汗をかくほど暑いことが多いので、行動時に保温性のある防寒着を着ることはほとんどありません。
夏の登山で防寒着を使用するシーンの多くは「標高が高い所での宿泊時」です。
高山で昼食などの休憩時も防寒着があると良い場合もありますが、高山の場合は1泊することが多いと考えられるため、今回はまとめて「宿泊時」と説明させていただきます。
先述した通り、2,500mを超えるような標高が高いところでは、平地で30℃あったとしても気温が低くなります。行動中は汗ばむ陽気だったものが、夕方を過ぎると気温は10℃前後になります。
夏の宿泊登山では夕日や星空を眺めたり、外で料理をして楽しむことが多いと思いますが、装備をしっかりしていないと寒くて小屋やテントから出る気が起きなくなってしまいます。
また寒さに加えて、雨が降っていたり風が強いとさらに気温は下がります。その場合、保温できる防寒着が無いと夏でも低体温症になる恐れがあります。
そうならないためにも防寒着が必要になってくるのです。
夏山で使える防寒着の種類
夏山で使える防寒着の種類は以下の4つです。
それぞれのアイテムのメリット・デメリットを紹介していきます。
①ダウンジャケット
メリット | ・軽い ・保温性が高い ・コンパクトに収納可能 |
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デメリット | ・水濡れに弱い ・毛抜けが気になる |
防寒着の代表格ダウンジャケット。言うまでもなく保温性はトップクラスです。
登山で使うダウンは、普段街着として着るような分厚いのものではなくて、基本的には薄手で軽量のダウンを使用します。
インナーダウンと呼ばれるミドルレイヤーとして使えるタイプのものだと、軽量でたたむとコンパクトになるので、使用頻度の少ない夏山でも重宝されます。
水濡れに弱く、汗や雨で濡れてしまうと乾きづらく保温性も失ってしまうので注意が必要です。
②化繊インサレーションジャケット
メリット | ・停滞中と行動中に適した2種類のタイプがある ・比較的ダウンより安価 ・濡れても保温性が低下しない |
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デメリット | ・ダウンより重い商品が多い ・少しかさばる |
化繊インサレーションジャケット(以下、化繊ジャケット)とは、化繊の中綿を断熱材として使ったジャケットのこと。触り心地はダウンに似たものもあり区別がしにくいですが、素材が中綿か羽毛かで判断します。
また、ダウンはパッチワークされているものがほとんどですが、化繊ジャケットは1枚で作られているような生地感で、見た目でも判断できます。
インサレーションは「断熱」を意味し、ダウンと同じく保温性に優れたウェアです。
ダウンは山小屋やテントでの休憩や停滞時など、行動量の少ないときに活躍するアイテムがほとんどなのに対し、化繊ジャケットは保温着としての機能が高いアイテムの他に、「アクティブインサレーション」といった通気性が高く行動着と保温着の両方の性質を兼ね備えたタイプもあります。
ダウンの弱点である水濡れを克服した化繊ジャケットは、夏山で起こりやすい天気の急変にも対応できます。
ダウンより重いものやかさばるものが多いですが、化繊ジャケットは最近アイテム数が増えてきたウェアなため、これからの進化が楽しみなアイテムです。
③フリース
メリット | ・保温性に優れている ・薄手、中厚手、厚手と気温や時期によって使い分けられる ・ストレッチが効いて動きやすい |
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デメリット | ・かさばる ・アイテムによっては重さがある ・防風性にやや難あり |
汎用性に優れ、オールシーズンで保温着として大活躍するフリース。登山をする人なら1着は持っておきたいアイテムです。
起毛素材で保温性に優れているため防寒はバッチリですが、防風性に欠けるという弱点があります。
また、中厚手や厚手は生地が厚くかさばってパッキングしづらい上に多少重さがあるため、使用頻度が少ない夏の防寒着としては少々持って行きづらい。薄手は行動中の防寒としては優秀ですが、夕方や夜の寒く動きが少ない時間帯には少し心許ないです。
フリースを防寒着として使う場合はこれを中間着として、その上からレインウェアなどのアウターと一緒に羽織ることになります。
④ウィンドブレーカー
メリット | ・防風性に優れている ・とにかく軽い ・小雨程度なら対応できる撥水性があるアイテムもある |
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デメリット | ・使い方が限定的 ・レインウェアで代用可能 ・保温力は無い |
ウィンドブレーカーとはその名の通り、ナイロンやポリエステルなどで作られた風を防ぐための軽量ジャケットのことです。防風性に優れているため、風が吹くと肌寒い休憩時におすすめ。風が冷たい日なら行動中のアウターとしても使えます。
しかし、このウェアは薄い素材であることが多く保温力は無いので、風はないが寒いという時に対応できないのが弱点。
また、このウィンドブレーカー、登山で必ず持っていくレインウェアと機能が似通っているので、レインウェアで代用が可能なんです。
ウィンドブレーカーをわざわざ買い足すのであれば、持っているレインウェアをお使いになるほうがお財布に優しいかと思います。
夏の防寒着は“ダウン”か“化繊ジャケット”がおすすめ
夏山で使う防寒着は行動中に出た汗、また冷えた空気や風で身体が冷えないようにすることを目的とした保温性があるもので、行動中には着用しないため、できるだけ軽量でコンパクトになるアイテムがおすすめです。
上記で紹介したフリースは、保温性はあるものの風には弱く、厚手だと重くかさばり薄手だと保温性に難がある。また、ウィンドブレーカーは防風性は高いが保温性は無いと、どちらとも+αで他のウェアを着ることが考えられます。
つまり、持っていくウェアが増えることになる。荷物を軽くしたい夏山、特に宿泊時の防寒着の選択肢からは外れるでしょう。
そこでおすすめなのが、保温性と軽量・携行性を併せ持つ“ダウン”と“化繊ジャケット”です。
次は選ぶポイントを解説していきます。
夏に使う“ダウン”と“化繊ジャケット”の選ぶポイント
①保温性
ダウンジャケットの保温性を知るために覚えておきたいのが“フィルパワー(FP)”という指標です。
フィルパワーとは羽毛のかさ高性を表す単位、簡単に言うと“羽毛の膨らみやすさ”のことです。
羽毛は使われている水鳥の種類や産地によって膨らみ方が違い、同じ重量でも大きくふくらむ方が空気をより含み、保温力が高くなります。
つまり、このフィルパワーの数値が大きいほど羽毛の膨らみ度合いが大きく、少ないダウンの量で多くの体積を埋めることが出来るので、軽量で暖かいダウンということになります。
一般的にフィルパワーは以下の様な基準で定められています。
フィルパワー(FP) | ダウンの質 |
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500FP以下 | 低品質ダウン |
550〜700FP | 良質ダウン |
700FP以上 | 高品質ダウン |
このフィルパワーは必ず明記するという義務はなく、基本的にするかしないかは自由となっています。
しかし、アウトドアブランドでは明記していることが多いですので、保温性能の判断材料にしてみると良いでしょう。
一方で化繊ジャケットは、ダウンのように数値から保温性を知る手段があまりないのですが、中綿量をgsm(もしくはg/m2)と表記していることがあります。
これは1平方メーター(1m×1m)あたりの生地のグラム数のことを指し、使用している素材の量と「厚み」を表しています。
各メーカーで使っている素材が違い、その素材によって保温性は変わってきてしまうので、単純にこの数値が大きいほど暖かいとは言い切れません。しかし、数値が高いほど厚みがあるのは確かで、その分保温性は高いと言えるでしょう。
生地が厚いと保温性は高いですが重量も重くなり、夏山登山では持って行きづらくなります。夏山の防寒着に使う場合は、厚手ですぎないものを選ぶと良いでしょう。
②軽量性と携行性
夏山でも泊まりであれば多めに水分や行動食を持って行ったり、テントを担いでいくなど荷物が多くなりがち。それに加えて防寒着は、行動中はバックパックの中にしまっておくことになります。使用する時間や頻度を考えると、できるだけ“軽いもの”を選びたいところです。
ダウンや化繊ジャケットは、多くの登山メーカーから150g〜300g程度のものが販売されています。夏山で使う防寒着は大体この範囲を目安にして選ぶと良いでしょう。
また、専用のスタッフバッグが付いているものやポケットに収納出来るポケッタブル仕様のアイテムだと、パッキングの際に便利です。
③フードの有無
顔周りの冷えや首元から入ってくる風を防いでくれるフード。あると無いとでは暖かさは大きく変わってきます。しかし、フードがあるとその分重量は増してかさばるため、夏山の軽量な装備にしたい時に持っていくのを躊躇ってしまいます。
また、ダウンや化繊ジャケットをミドルレイヤー(インナー)として着る時も、アウターと干渉して使いづらい点が挙げられます。
初心者で当面は雪山に行かないという方であれば、行動中のインナーとして使うことは少ないと思うので、フードありを選んでも良いと思いますが、「出来るだけ軽量にしたい」「インナー利用も考えている」という方はフードなしがおすすめです。
④値段
夏山で使えるようなダウンや化繊ジャケットは、2〜6万円程と値段帯も様々だが比較的ほかのウェア類に比べて高くなりがち。
しかし、値段が高いから良いというわけでは無い。自分のお財布と相談して選ぶのも大切です。
だからと言って、登山でのウェアは命を預けるものなので、あまりに安価で性能が心配なものは無駄な出費になるだけなので、購入はおすすめしません。
保温性や機能は十分か、デザインは気に入ったものかなど下調べをしっかり行なってから購入しましょう。
夏山で使えるおすすめ防寒着9選
ここからは夏山で使える化繊ジャケットを4種類、ダウンジャケット5種類の全9アイテムをご紹介していきます。夏山の防寒着としてはもちろん、他のシーズンでも活躍してくれるような保温性と軽量性に優れたアイテムが勢揃いです。
化繊ジャケット
ARC’TERYX(アークテリクス)
アトムフーディー(旧:アトムLTフーディー)
商品名 | Atom Hoody(アトムフーディー) |
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中綿 | コアロフト60(60g/m²) |
重量(g) | 370g |
スタッフバッグ | なし(フード内に収納可) |
色 | Boxcar/Black/Black Sapphire/Lampyre/Pytheas/Smoke Bluff |
値段 | ¥38,500(税込) |
ARC’TERYX(アークテリクス)のアイコン的な1着ともなっている「アトムフーディー」。オールシーズン活躍する汎用性の高い化繊ジャケットです。
中綿には、濡れても暖かさを持続してくれるコアロフト™ コンパクトインサレーションが採用され、ダウンの弱点を克服しながら、しっかりとした保温力が感じられる。さらに表面素材にはTyono™ 20と呼ばれる防水効果と通気性、耐久性を備えた素材が使われ、行動中もいちいち脱ぎ着をせず着続けられる性能になっています。
重量370gと他の商品に比べるとやや重めですが、夏山縦走時に持って行っても気にならない程度。オールシーズン使えるものとして1着あると重宝するアイテムです。
※本製品は“アトムLTフーディ”から名称が変わりました。
RAB(ラブ)
ゼネアライトジャケット
商品名 | ゼネアライトジャケット |
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中綿 | PrimaLoft® Gold Active ストレッチ(40gsm) |
重量(g) | 254g |
スタッフバッグ | なし(ポケッタブル仕様) |
色 | Ebony(ブラック)/ Oxblood Red/ Orion Blue |
値段 | ¥22,000円(税込) |
イギリスのアウトドアブランドRAB(ラブ)から販売されているゼネアライトジャケット。
ダウンを超える暖かさと言われるインサレーション「PrimaLoft® Gold Active」を採用した高い保温性と、一般的なナイロンに比べて25倍の通気性を持つと言われる「Pertex® Quantum Air」を使用し、厳しい環境でも使用できる機能性の高いウェアになっています。
この2つの素材により、場面に応じて体温調節することが出来るため、夏の高山から冬の低山まで幅広いシーズンに対応できるのが魅力的です。
Patagonia(パタゴニア)
メンズ・マイクロ・パフ・ジャケット
商品名 | メンズ・マイクロ・パフ・ジャケット |
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中綿 | 65グラム・プルマフィル・リサイクル・ポリエステル100% |
重量(g) | 約295g |
スタッフバッグ | なし(ポケッタブル仕様) |
色 | Shrub Green/Nouveau Green/Black |
値段 | ¥37,400(税込) |
環境に配慮したアイテム作りで知られるPatagonia(パタゴニア)のマイクロ・パフ・ジャケット。
重量に対する保温性の高さが同ブランド内随一となっています。その重さなんと約295g!さらにダウンのような柔らかさを持ちつつ、防風・防水性もあると文句なしのアイテムです。
袖口はフィット感の高い伸縮素材、裾には調節機能が付いているので、風の侵入を防ぎ温かさを逃しません。
Patagonia(パタゴニア)
メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリッド・フーディ
商品名 | メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリッド・フーディ |
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中綿 | 40グラム・フルレンジ・インサレーション |
重量(g) | 335g |
スタッフバッグ | なし(フード内に収納可) |
色 | Nouveau Green/Obsidian Plum/Black |
値段 | ¥39,600(税込) |
中綿量を40gにして保温力を抑えめとしたモデルのアクティブ・インサレーション「ナノエア・ライト・ハイブリッド・フーディ」。
「身につけたら、そのままで」がコンセプトのこのアイテムは、寒冷な環境下での激しい運動中に着ることを想定して作られ、高い伸縮性と通気性が魅力。主に冬の行動着として使われます。
しかし、比較的軽くて小さくたたむことができるので、夏山の保温着としても活躍してくれる1着です。
なんといってもこの商品の特徴は、背面や脇の下から腕の内側に配置されたR1エアのニットパネル。中空糸を独自のジグザグ構造で施し、バックパックを着用している時も吸湿発散性と速乾性、優れた通気性で背中の汗による不快感を軽減してくれます。
夏の高山で、ザックを背負っていなく風が強いと少し寒い場合がある。そんな時は上からレインウェアを羽織るなどして対応すると良いでしょう。
ダウンジャケット
ARC’TERYX(アークテリクス)
セリウムジャケット メンズ(旧:セリウム LT ジャケット)
商品名 | セリウムジャケット メンズ |
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ダウンの質(FP) | 850FP |
重量(g) | 300g |
スタッフバッグ | あり |
色 | Black/Black Sapphire/Boxcar/Lampyre |
値段 | ¥64,900(税込) |
さすがARC’TERYX(アークテリクス)、値段は他のものに比べてお高くなっているが、そのぶん機能性は抜群のダウン「セリウムジャケット」。コンパクトに収納ができ、300gと軽量でありながら抜群の保温性を持つ、夏山に1枚あると安心のダウンジャケットになっています。
850フィルの高品質なダウンに加え、ARC’TERYX独自の化繊「コアロフト™」を湿気がこもりやすい脇などの部分に配置。行動中でも不快な蒸れを軽減してくれます。
着るとかさばりがちなダウンだが、最適なフィット感とアークテリクス独自の立体構造により動きやすい1着。冬のミドルレイヤーとしても使い勝手が抜群です。
※本製品は“セリウムLTジャケット”から名称が変更しました。
mont-bell(モンベル)
プラズマ1000 ダウンジャケット Men’s
商品名 | プラズマ1000 ダウンジャケット Men’s |
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ダウンの質(FP) | 1000FP |
重量(g) | 130g |
スタッフバッグ | あり |
色 | ブラック(BK)、ワインレッド(GARN)、ライトグレー(LTSV)、ブルー(PRBL) |
値段 | ¥27,940(税込) |
mont-bell(モンベル)が手がける世界最高品質のEXダウンを使用し、保温性と軽量性を追求したプラズマ1000 ダウンジャケット。
ダウンの量をかなり抑えているため、生地は「本当に暖かいの?」と疑いたくなるような薄さと軽さですが、1000フィルパワーと独自のキルティング技術を採用した保温力は伊達ではなく、氷点下でもバッチリ保温してくれるアイテムです。
アウトドアブランドが出すダウンの中でも最軽量(筆者調べ)の平均重量130gで、できるだけ荷物を減らしたい夏山登山の防寒着として最適な1着。
高品質なダウンを使用しているにも関わらず、3万円弱で購入できるのも嬉しいポイントです。
karrimor(カリマー)
ウルトラフェザージャケット
商品名 | ウルトラフェザージャケット |
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ダウンの質(FP) | 1000FP |
重量(g) | 210g |
スタッフバッグ | なし(ポケッタブル使用) |
色 | K.Orange/Royal Blue/Black |
値段 | ¥46,200(税込) |
このウルトラフェザージャケットは、イギリス発祥のアウトドアブランドkarrimor(カリマー)が販売する、1000FPの高い保温力と210gの軽量性をあわせ持つダウンジャケット。
高品質なダウンに加え、シェル本体(表裏地)にはウィンドシェルと同等の防風性がありながら、抜群の通気性を持っている「PERTEX® QUANTUM AIR™」を採用しているため、冬山から夏山まで、通年を通して活躍するダウンになっています。
体温調節のためにフロントジップを開けた時、風によるバタつきを軽減してくれるスナップボタンが付いているなど、細部までこだわりが見られます。
山行時の携帯にも優れたポケッタブル仕様で、チェストポケットに収納することが可能です。
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
ライトヒートジャケット(メンズ)
商品名 | ライトヒートジャケット(メンズ) |
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ダウンの質(FP) | 不明 |
重量(g) | 約205g(Lサイズ) |
スタッフバッグ | なし(ポケッタブル使用) |
色 | ケイブブルー、ニュートープ、ブラック、クロロフィルグリーン |
値段 | ¥28,600(税込) |
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)のライトヒートジャケットは「空気を羽織るような着用感」がコンセプト。重さは約205g(Lサイズ)と軽量のインナーダウンジャケットです。
表地はハリのある美しい光沢感があり、軽量ダウンにありがちな安っぽさはありません。また、撥水性があり多少の雨や雪に対応可能。
ポケッタブル使用の携行性にも優れ、冬山のインナーとしてだけではなく、夏山の保温着として大活躍してくれること間違いなしです。
UNIQLO(ユニクロ) | ウルトラライトダウンジャケット
商品名 | ウルトラライトダウンジャケット |
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ダウンの質(FP) | 750FP |
重量(g) | 約200g |
スタッフバッグ | あり |
色 | BLACK/BROWN/OLIVE/NAVY |
値段 | ¥6,990(税込) |
最後に紹介するのはちょっとおまけ的なアイテム?ユニクロの冬の定番アイテム「ウルトラライトダウン」です。
5,990円とアウトドアブランドでは考えられない値段で手に入るのにも関わらず、アウトドアブランド並みの軽量さがあるのが魅力。
その値段から「本当に登山で使えるの?」と疑問の声が上がってきそうですが、750フィルパワーと高品質のダウンを使用していて保温性は問題なし。
くわえて、約200gという軽量さと専用のスタッフバッグで携行性もバッチリなので、夏山には持って行きやすいアイテムです。
試してみる価値はあり。すでに持っている方は1度試してみるのがおすすめです。
おわりに
以上、夏山に防寒着が必要な理由の解説とおすすめアイテムの紹介でした!
夏、特に2,500mを超えるような高山での宿泊時には保温できる防寒着が無いと、寒くて外に出られなかったり低体温症になる恐れもあります。
今回紹介したアイテムのように、アウトドアブランドからは夏山にも持っていきやすい軽量な防寒着がたくさん出ています。
他のウェアに比べて値は少し張りますが、1着持っていると他のシーズンでも使い回すことが出来ます。装備をしっかり整えて、安全に登山を楽しみましょう。
それではおしまい!
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