山小屋バイトに必要な持ち物を徹底解説!事前の準備で快適な山小屋ライフを送ろう!

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山小屋バイトが決まって、期待を胸にいざ準備しようとするとふと…

「持って行くものがいまいち分からない…」

となる人が多いでしょう。

山小屋での生活って未知なことばかり。

着替えはどれくらいあったら良いんだろう?

なんてちょっとした疑問がたくさん浮かんでくると思います。

そこで、山小屋バイト経験者の私が、実際に山小屋バイトをしてみて必要だと思った持ち物を徹底解説していきます!

まず、こちらが持ち物の一覧です↓

☆衣類
  • 着替え(各3~4枚)
  • 防寒着
  • レインウェア
  • 手ぬぐいやバンダナ
  • 帽子
  • ラバー軍手
☆日用品
  • ウェットティッシュ
  • フェイスタオル
  • マスク
  • (男性)髭剃り
  • (女性)生理用品
  • 保湿クリームや化粧水
  • 日焼け止め
  • 歯ブラシセット
  • 爪切り
  • 耳栓
  • (自分用のシャンプー・洗顔料など)
☆その他
  • ヘッドライト
  • スマホ・タブレット
  • 充電器
  • モバイルバッテリー
  • カメラ
  • ソーラーライト
  • サングラス
  • イヤホン
  • アタックザック
  • 水筒
  • 嗜好品(お菓子やお酒など)

たくさんあって「本当に全部持って行くの?」となると思いますが、ここから一つ一つ重要度を交えながら紹介していきますので、あなたの働く小屋で必要なもの・これがあったら快適に過ごせそうだなと思うものを考えながら準備してみてください。

目次

衣類

衣類で必要なもの
  • 着替え(各3~4枚)
  • 防寒着
  • レインウェア
  • 手ぬぐいやバンダナ
  • 帽子
  • ラバー軍手

着替え(重要度:★★★)

山小屋の仕事では汗をかいたり汚れることも少ないので、頻繁に着替え無くてもあまり気になりません。

ただし洗濯は毎日ではないので、数枚持っていってローテーションを組むことになります。

  • Tシャツ×3~4枚
  • ズボン×2~3枚
  • (パジャマ)
  • 下着・靴下×各3~4枚

全て3~4枚ずつあれば十分です。

(パジャマ)とありますが、「汚れていなかったとしても日中着ていた服で寝るのは無理!」と言う人だけ持っていけばよいです。

また、小屋内ではサンダルを履く所も多いと思いますが(時に裸足の所も)、足元が冷えるので靴下は厚手のものを持っていくことをオススメします。

防寒着(重要度:★★★)

標高2000m以上にある山小屋では、夏でも夜は気温が1桁台になることが多々あります。

日中も風が吹けば肌寒い日も多いです。

びっきー

ちなみに私が働いていた山小屋では、8月後半に氷が張る日がありました!

持っていくものとしては…

  • 薄手のフリースorウィンドブレーカー
  • 厚めのフリース
  • ダウンジャケット
  • タイツ
  • (持っていれば)ダウンパンツ

上記のものが1つずつあれば、安心して過ごせます!

寒い場合はこれらを組み合わせて重ね着をすればもう完璧です。

ダウンパンツに関しては“持っていれば”と書きましたが、「私は相当な寒がりさんです」と言う人で持っている場合はあっても良いかもしれませんが、わざわざ買う必要はないかと思います。

びっきー

注意して欲しいのが”ダウンジャケット“!

ダウンジャケットは良いもの・ブランドものは値段が高いことが多いですが、山小屋では汚れたり破れたりする可能性があるので、高いもの・大事なものはなるべく持っていかない方が良いです。

オススメはユニクロのウルトラライトダウンです。

値段も安価で軽く、暖かさもある程度保証されているので活躍してくれるでしょう!

レインウェア(重要度:★★★)

登山の三種の神器とも言われる「レインウェア」

山小屋仕事でも雨の日に外作業をする事があるので、必ず持っていきましょう!

すでに持っている人はそれを持っていっても良いですが、山小屋では使った後にレインウェアを洗濯するのが難しく、傷んでしまうことがあります。

メーカー・ブランドもののレインウェアは高いものも多いので、傷んでしまうとショックが大きいです。

なので、それが嫌な人はガシガシ使える安価なものを新たに購入しておくと良いでしょう。

オススメはワークマンのINAREM(イナレム)ストレッチレインスーツです。

耐水圧20,000mmと大雨でも耐えられ、透湿性もあるため十分山で活躍します。

ただし、休暇や入・下山時、救助(アルバイトではほとんどありません)などの場面では安価なレインウェアだと心許ないので、普段の登山で使っているものがあればそれも必ず持っていきましょう。

※まだレインウェアを持っていない場合で山小屋で使うのが欲しいと言う方は、mont-bellのストームクルーザーがオススメ。コストパフォーマンスが高く、登山でも安心して使えるレインウェアです。

手ぬぐいやバンダナ(重要度:★★☆)

なかなかお風呂に入れない山小屋の生活。

お風呂に入らないと日に日に髪はボサボサになっていきます。

びっきー

私は坊主なので頭が寒かったり、外作業する時は日焼けしたりと色々困りました。

そんな時に役立ったのが手ぬぐいやバンダナです!

あらかじめ用意していかなくても、ほとんどの山小屋でお土産として売っていますので、記念に買って使うと良いでしょう。

帽子(重要度:★★☆)

日焼けから頭を守ってくれる帽子。

登山には欠かせないアイテムです。

休暇時の登山や休憩時の散歩など、使う機会も多いので持っていきましょう。

ラバー軍手(重要度:★☆☆)

ヘリの荷運びや登山道整備をする際に必要なのがラバー軍手。

特に男性に必要なアイテムになってきます。

ただし、小屋にスタッフ用の準備がある場合もありますので、事前に聞いてから準備をしましょう

日用品

日用品で必要なもの
  • ウェットティッシュ
  • フェイスタオル
  • マスク
  • (男性)髭剃り
  • (女性)生理用品
  • 保湿クリームや化粧水
  • 日焼け止め
  • 歯ブラシセット
  • 爪切り
  • 耳栓
  • (自分用のシャンプー・洗顔料など)

ウェットティッシュ(重要度:★★★)

山小屋では毎日お風呂に入ることは出来ません!(尾瀬などの温泉がある小屋は除く)

ちなみに、私が働いていた山小屋のお風呂は週2回でした。

そのため、日中の作業や散歩で汗をかいたり埃っぽくなると、体が痒くなったり不快な気持ちで過ごすことになります。

また清潔に保たないと臭くなり、スタッフにもお客さんにもいやーな目で見られることになります…。

そんな不快さとおさらばにしてくれるのがウェットティッシュです。

山小屋ライフを快適に過ごすには欠かせない最重要アイテムになります!

無くなると結構困るので、多めに持って行きましょう。

フェイスタオル(重要度:★★★)

基本的な業務ではあまり汗をかかない山小屋仕事ですが、ヘリや登山道整備などの外作業、散歩に出かけたときはもちろん汗をかきます。

また、シャワーやお風呂に入った際にも使うので、2〜3枚は持って行きましょう

バスタオルは乾きにくくかさばるので持っていかなくて良いです。

マスク(重要度:★★★)

コロナが蔓延する世の中、山小屋の仕事は接客・宿泊業になりますのでマスクは必須です。

スタッフ用に使い捨てマスクやフェイスシールドを用意してくれている山小屋もありますので、事前に聞いてから準備しましょう。

また、休暇・下山時にもマスクは必要になりますので、洗えるマスクを1つ持っていくと便利です。

(男性)髭剃り(重要度:★★★)

「ヒゲがあれば山男みたいでかっこいいから剃らないよ!」と言う人もいるかもしれませんが、ボーボーに生やすのは見た目的に悪いので、手入れが必要です。

電動シェーバーは持っていく時に壊れてしまったり、充電しないといけない面倒があります。

持っていくのは“T字カミソリ”がオススメです。

(女性)生理用品(重要度:★★★)

必要になっても山の上なのですぐには買いに行けません。

多めに持っていくと良いでしょう!

保湿クリームや化粧水(重要度:★★☆)

山の上はとても乾燥します。

乾燥肌の人にとっては厳しい環境、持って行くことをオススメします!

私は肌は大丈夫だったのですが唇が弱く、カサカサになったり切れたりしていたので、リップクリームを重宝していました。

日焼け止め(重要度:★★☆)

「山の日差しは強い」と聞いたことがあるかと思いますが、日差しが強いとは紫外線も強いということ。

標高が1000m上がるごとに地上より10%も紫外線が強くなるようです!

そんな紫外線が強い場所での外作業や散歩は当然日焼けしやすくなります。

日焼けは火傷と同じです!

強い紫外線を浴びていると、ただれたりシワやシミの原因にもなります。

日焼けが気になる、肌を痛めたくない人は是非持っていきましょう。

ひびまる

ただし、途中から面倒くさくなってつけない人が多かったイメージがあります(私もそのひとり…)

耳栓(重要度:★☆☆)

スタッフの寝る場所は相部屋のことが多いです。

寝る時に一緒になったスタッフのいびきがうるさくて眠れない…なんてことがあると辛いですよね?

そんな時に耳栓があれば、気にせずに眠ることができます。

自分用のシャンプー・洗顔料など(重要度:★☆☆)

山小屋にはスタッフ用のシャンプー・ボディーソープが置いてあることが多いです。

そのため、持っていかなくても困ることはないですが、「いつも使っているやつじゃないと落ち着かない」「他のは肌に合わない」ということがあれば持っていきましょう。

また洗顔料は無い所も多いと思いますので、持っていっても良いかもしれませんね。

その他

その他必要なもの
  • ヘッドライト
  • スマホ・タブレット
  • 充電器
  • モバイルバッテリー
  • カメラ
  • ソーラーライト
  • サングラス
  • イヤホン
  • アタックザック
  • 水筒
  • 嗜好品(お菓子やお酒)

ヘッドライト(重要度:★★★)

ご存知かと思いますが、山の夜はとても暗い!

山小屋では発電機を使って電気を作っています。

夜になれば発電機を止めてしまいますので、月明かりが明るく無い限りは本当に真っ暗です。

地上のようにボタン1つで電気が付くことはありません。

そのため夜間のトイレや館内の移動が困難で、最悪けがをする恐れがあります。

また休暇時に他の小屋に泊まる時などにも必要になります。

足元を照らしてくれるヘッドライトは必ず持っていきましょう!

びっきー

予備の電池もお忘れなく!!

おすすめなのがPETZL(ペツル)のアクティックコア

450ルーメンと夜間のルートファインディングが可能なほどの明るさを備えているうえに、赤色灯もあり夜の館内や星空を撮っている人にも配慮が出来る優れたヘッドライトです。

専用のバッテリーがありUSB充電するタイプなのですが、乾電池も使えるので使い勝手がとても良いのが特徴です。

スマホ・タブレット(重要度:★★★)

スマホは言わずもがな、皆んながみんな持っていくと思うので割愛。

タブレットは、休憩時間に電子書籍や動画を見るために持っていく人が多く、あると非常に有意義な時間を過ごすことが出来ます。

スマホの小さい画面でも良いよと言う人はわざわざ買わなくても良いと思いますが、画面が大きいとストレスなく見れるのでオススメです。

私は山小屋で撮った写真を現像していたので、カメラや現像をする人も持っていると良いですよ!

モバイルバッテリー(重要度:★★★)

スタッフ全員分のコンセントがある山小屋、自室にコンセントがある小屋は少ないでしょう。

そんな時に役立つのがモバイルバッテリーです。

スマホやタブレットは我々現代人にとって、切っても切り離せないアイテム。

休憩時に電子書籍や動画を見たりする人も多いはず。

スマホの電源が落ちてしまうのは困ります。

そんな時にモバイルバッテリーがあれば、発電機が止まっている時間帯も皆んなが使っていてコンセントが埋まっている時でも充電が出来るのでとても安心です。

また、夜は小屋内も寒くなりバッテリーの減りが早くて電源が落ちてしまうことも。

そうなると、朝にアラームが鳴らないなんて事態も…

びっきー

私も一度電源が落ち、アラームが鳴らなくて遅刻しかけました…

寝る前にモバイルバッテリーに繋いでおけば、安心して朝を迎えることができるでしょう!

モバイルバッテリーのメーカーでは今や知らない人はいないであろう、Anker(アンカー)が出している大容量バッテリー。

iPhoneを約2回フル充電出来る容量にも関わらず、10,000mAh以上のモバイルバッテリーの中では世界最小&最軽量クラス(約180g)なようで、山小屋バイトだけでなくプライベートの小屋泊・テント泊にも役に立ちます!

もっと大容量の方が安心という方は、同じくAnker(アンカー)が出している20,000mAhのモバイルバッテリーがおすすめです。

カメラ(重要度:★★★)

山小屋仕事では毎日のように絶景が見られます。

見ているだけでも心に残りますが、せっかくなら良い写真を撮って想い出を持ち帰りたくなることでしょう。

そんな人は、出来るだけ高性能なカメラを持っていくことをオススメします!

スマホの最新機種を持っているなら代用が効きますが、撮り続けているとスマホではその美しさを十分に表せていないことに気づいてきます。

特に、星空を撮りたい場合は圧倒的にカメラに軍配があがります。

山小屋仕事だけでなく、登山をやる人なら持っておいても損はないでしょう!

ソーラーライト(重要度:★★☆)

枕元にあると便利なのがソーラーライト

ヘッドライトは電池を消耗しますが、ソーラーライトは太陽光で充電でき何回でも使えるので、環境に優しくかつ経済的です。

読書や手元作業をするのには十分な明るさがあり、またヘッドライトとは違う暖かい色の明かりのもあるためリラックス出来ます。

オススメなのがこのCARRY THE SUN(キャリー・ザ・サン)のソーラーランタン

折り畳めるのでコンパクトかつ86gと非常に軽く、明るさも十分なのでオススメです!

びっきー

私は山小屋で働く以前からテント泊登山で重宝していました!

サングラス(重要度:★★☆)

日焼け止めの紹介の際にも書きましたが、標高が高い場所では非常に紫外線が強いです!(1000mごとに10%増)

目も肌と同じように紫外線の影響を受けるので、サングラスはあった方が良いです。

また、ヘリ作業や風が強い日に外作業をする時はたくさんの砂やゴミが舞います。

その際に、異物から目を守ってくれる役割もあります。

プライベートの登山でも使えますのであると助かるアイテムです。

イヤホン(重要度:★★☆)

プライベートの空間が少ない山小屋。

大音量で好きな音楽を聞いたり、動画を見たりするのが難しい環境です。

「音楽や動画に没頭したい!」と言う人は必ず持っていきましょう!

アタックザック(重要度:★★☆)

アタックザックとは、メインのザックとは別に持っていくサブのザックのこと。

薄くて非常に軽いのが特徴です。

休憩時間の楽しみといったら何と言っても“散歩”!!

ちょっとした荷物を持って出かける時に、軽いアタックザックがあると快適な散歩が出来ますよ!

水筒(重要度:★☆☆)

山は雨が降らない限り、常に乾燥していて喉が渇きます。

夜に喉が渇いて、寝室を出て台所や水場に行くのは大変面倒です。

昼間にあらかじめ水筒に水を汲んでおけば、そんな面倒も無くなるのであると便利です。

圧倒的な保温力を持つTHERMOS(サーモス)の山専ステンレスボトル

冬山の日帰り登山でも下山まで冷めることのない保温力があり、私も愛用しています。

山小屋でも活躍すること間違いなしです!

嗜好品(お菓子やお酒)(重要度:★☆☆)

スタッフの普段の食事は、充実している所もあれば質素な所もあります。

好きなものを食べたり飲んだり出来ないとストレスが溜まる人もいるでしょう。

自分の好きなお菓子やお酒を持っていっておくとリラックス出来ます。

また私が働いていた山小屋では、お酒を飲む人は少なかったのですが、毎日10時半と15時におやつ休憩があるほどおやつが大好きでした(笑)

朝も早いし結構動いたりもするのでお腹が空くんですよね。

なので自分用だけでなく、スタッフ用に差し入れを持って行くと喜ばれますよ!

びっきー

消費期限の早いものはなるべく持っていかないようにしよう!

おわりに:楽しく快適な山小屋バイト生活を!

以上が山小屋バイトに必要な持ち物紹介でした。

山の上で生活するので、欲しいものがあっても買いに行くのも取りに帰るのも難しいです。

忘れ物がないようしっかり準備をして、楽しく快適な山小屋バイト生活をお過ごしください!

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