「今年こそ富士山に登ろう」
そう決めて登山用品店に行った人が、たいてい最初にぶつかる壁があります。
値札です。
登山靴が2万円台。雨具の上下で2万円台。ザックが1万円台。防寒着、ヘッドライト、ストック……。まだレジにも並んでいないのに、頭の中の合計金額はとっくに10万円を超えています。
しかも困るのが、この装備を次に使う予定が思いつかないことです。
富士山に登るのは、多くの人にとって一生に一度。そのために10万円を出すかどうか。ここで手が止まる気持ちは、とてもよく分かります。
そこで現実的な選択肢になるのがレンタルです。必要なものが全部入って16,000円。買う場合の、およそ8分の1から4分の1で済みます。
この記事では、富士登山のレンタルについて、実際の金額・借りるべきもの・買った場合との比較・予約の流れまで、判断に必要なことをまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
- 富士山の装備を買うと総額いくらか(実際の価格で計算)
- 借りるならどのセットを選べばいいか
- 「他人が使った道具」が実際どう扱われているか
- 何回登るなら、買ったほうが得になるのか
- 入山料と、吉田ルートの装備チェック
- 予約から返却までの流れと、失敗しないための注意点
富士山の装備、買うと約7万〜14万円かかります

写真:Fabio Achilli/CC BY 2.0
まず、現実の金額を見てください。
富士登山に最低限必要な6点を、メーカー公式サイトの通常価格で集計するとこうなります。
| 装備 | 買う場合 |
|---|---|
| 登山靴 | 19,000〜35,000円 |
| レインウェア上下 | 20,000〜43,500円 |
| ザック(30L) | 12,000〜28,000円 |
| 防寒着(フリース) | 6,000〜13,500円 |
| ヘッドライト | 1,600〜7,200円 |
| ストック(1本) | 8,800〜12,700円 |
| 合計 | 約67,000〜141,000円 |
安いモデルでそろえても約6万7千円。ある程度いいものを選ぶと14万円を超えます。
これに対して、レンタルはこうなります。
1回登るだけなら、答えははっきりしています。
富士山のレンタルで実績があるのはやまどうぐレンタル屋
で、2010年から続く宅配レンタルの老舗です。必要なものが全部入ったセットが、自宅に届きます。
ただし、ここで多くの人がもう一段階つまずきます。
【結論】迷ったら「まるごと7点セット」16,000円で足ります
先に結論をお伝えします。
富士山が初めてで、この先も登山を続けるか決めていないなら、まるごと7点セット(16,000円・税込)を選んでおけば間違いありません。
セットは主に3つあります。
| セット | 料金 | 向いている人 |
|---|---|---|
| まるごと6点セット 雨具・ザック・靴・ストック・ヘッドランプ・スパッツ | 13,500円〜 | 防寒着を持っている人 |
| まるごと7点セット 上記6点+防寒着(フリース) | 16,000円〜 | 何も持っていない人 (多くの人はこちら) |
| フルサポート12点セット 7点+パンツ・タイツ・膝サポーター・手袋・帽子 | 24,000円〜 | 小物まで全部任せたい人 |
7点セットを基準にする理由は、はっきりしています。
防寒着が入っているかどうか、その一点です。
6点セットは7点セットの下位版ではなく、防寒着だけを抜いたものです。フリースやダウンをすでに持っているなら6点で足ります。持っていないなら、7点を選んでください。
なぜ防寒着がそこまで重要なのかは、後半の気温の話で書きます。ここでは「富士山では防寒着なしという選択肢はない」とだけ覚えておいてください。
ここは押さえておきたい
7点セットにはザックカバーが最初から付いています(ザックに内蔵)。ストックも2本(ダブルストック)が用意されているので、別に借りる必要はありません。「セットに入っていないものを買い足す」という追加出費は、基本的に発生しない設計になっています。
正直なところ、他人が使った靴ってどうなの?
「値段は分かった。でも、知らない人が富士山を登った靴を履くのは、ちょっと……」
これ、レンタルをためらう一番の理由だと思います。私も同じことを考えました。
気になったので、やまどうぐレンタル屋が公開しているメンテナンス工程を全部読んでみました。想像していたよりも、かなり手が込んでいます。
| 装備 | 返却後にやっていること |
|---|---|
| 登山靴 | 靴底の石と泥を除去 → インソールを取り出して毎回洗濯 → 靴本体を高圧洗浄機で水洗い → 落ちない汚れはブラシで手洗い → 風通しのよい場所で数日かけて乾燥 |
| レインウェア | ポケットの中の忘れ物・ゴミを確認 → ファスナーを閉じ、フードを広げて洗濯 → 撥水剤で仕上げて防水透湿性を回復 → 破れ・穴・紐切れをチェック |
| ザック | 中とポケットの忘れ物を確認 → 汚れをふき取り(ひどい場合は中性洗剤で手洗い) → 乾燥させて消臭・除菌 → 破れとパーツの不具合をチェック |
とくに登山靴の「インソールを毎回洗濯」と「数日かけて乾燥」は、正直、自分で買った靴にここまでやる人は少ないと思います。
そしてもう一つ、これは意外だったのですが——
中古であることが、むしろ有利に働く
公式は登山靴についてこう説明しています。「レンタルの登山靴は、新品商品のような硬さがなく、適度な使用感・柔らかさがございますので、比較的、足に馴染みやすい」。
新品の登山靴は硬く、本来は履き慣らしてから山に入るものです。ところが富士山は、多くの人にとって履き慣らす時間がないまま本番を迎える山。適度にこなれた靴のほうが、初日から足に合いやすいというのは理にかなっています。
「中古だから妥協する」ではなく、履き慣らす期間が取れない富士登山では、むしろレンタルのほうが足に優しいということですね。
ちなみにヘッドランプには新品の予備電池が必ず付き、登山靴を借りた人全員に登山用ソックスがプレゼントされます。厚手の登山用ソックスは、足の疲れとマメの出方が変わる地味に重要な装備なので、これは素直にありがたいところです。
2026年からの富士山は、装備がないと「登れません」

写真:Maarten Heerlien/CC BY 2.0(一部トリミング)
ここからは、2026年から変わったルールの話です。
結論からいうと、吉田ルートでは装備がそろっていないとゲートを通してもらえません。
これは「持っていったほうがいい」という推奨ではなく、通行の条件です。
| ルール | 吉田ルート (山梨県側) | 富士宮・御殿場・須走 (静岡県側) |
|---|---|---|
| 入山料 | 1人1回 4,000円(全4ルート共通) | |
| 五合目の装備チェック | あり 防寒具・上下セパレート式の雨具・登山に適した靴。全て持っている人のみ通行可 | なし |
| 事前学習 | — | 義務 アプリで学習し確認テスト |
| 登山できる期間 | 7月1日〜9月10日 須走も同じ | 7月10日〜9月10日 |
| 夜間の通行 | 14時〜翌3時は山小屋の宿泊者以外は通行不可 吉田ルートは1日4,000人の上限あり | |
ここで大事なのは、装備チェックがない静岡県側でも、必要な装備は同じだということです。
富士登山オフィシャルサイトが全ルート共通で挙げている必須装備は、登山靴(ハイカット/硬めソール)・上下セパレートタイプの雨具・冬用衣類・ヘッドランプ+予備電池。チェックされないだけで、必要性は1ミリも変わりません。
7点セットには、この4項目がすべて含まれています。セットで借りるいちばんの利点は、実はここです。何が必要かを自分で調べて、1つずつ買いそろえる作業が丸ごと不要になります。
富士山が「寒い」の意味を、数字で見てください

写真:osakaosaka/CC BY-SA 3.0
防寒着の話に戻ります。
気象庁の平年値によると、富士山頂の平均気温は7月5.3℃・8月6.4℃です。
この数字だけだと、正直ピンと来ないと思います。なので、同じ気象庁のデータで比べてみます。
つまり、真夏の富士山頂は、東京の2月とほぼ同じ気温です。
真冬の東京に、パーカー1枚で夜通し立っていられるか。そう考えると、防寒着が「あったほうがいい」ではなく「ないと危ない」ものだと分かると思います。
しかも、これは平均です。富士登山オフィシャルサイトの説明はもっと厳しく、山頂は夏でも日の出前の時間帯には気温0度近くまで下がるとされています。
そして富士登山の定番であるご来光は、その日いちばん寒い時間帯に、じっと動かずに待つ行為です。歩いている間は体が熱を作りますが、待っている間は作りません。ここで効いてくるのが防寒着です。
五合目の気温で判断してはいけない
気温は標高100mごとに約0.6℃下がります。吉田口五合目は標高2,305m、山頂は3,776m。差は約1,470mなので、単純計算で約9℃の差です(筆者の計算)。
五合目に着いたときに「思ったより暖かいな」と感じても、それは山頂の気温ではありません。五合目の体感で防寒着を車に置いていくのが、いちばんやってはいけない判断です。
何回登るなら、買ったほうが得なのか
ここが一番知りたいところだと思います。単純な割り算で出します。
買った場合を中間の10万円、レンタルを7点セットの16,000円とすると——
| 買う場合の総額 | レンタル何回分か |
|---|---|
| 安くそろえる(約67,000円) | 約4回 |
| ふつうにそろえる(約100,000円) | 約6回 |
| いいものでそろえる(約141,000円) | 約9回 |
まとめると、同じ装備を使うなら、だいたい4回目から9回目のどこかで、買ったほうが安くなります。
なお入山料4,000円は、買っても借りても毎回かかります。どちらにも同じだけ乗るので、この計算は変わりません。
ただし、この数字には注意点が2つあります。
1つは、買った装備は富士山以外の山でも使えること。他の山にも行くつもりなら、回数はもっと早く貯まります。
もう1つは、装備には寿命があること。とくに登山靴のソールは、使用頻度にかかわらず経年で劣化します。「9回登るまで持つ」という前提が、そもそも成立しないこともあります。
判断の目安は、こう考えてみてください。
- 富士山に登れれば満足 → 迷わずレンタル
- これから月1回は山に行きたい → 買う
- 決めていない・たぶん年1〜2回 → まずレンタル。続けたくなってから買っても遅くない
3つ目に当てはまる人が、実際はいちばん多いと思います。
そして3つ目の人にとって、レンタルには金額以外のもう一つの価値があります。自分に合うサイズと種類が、実際に履いて・背負って分かるということです。
いきなり3万円の靴を選ぶより、一度借りてサイズ感を確かめてから買ったほうが、失敗しません。レンタルの料金とサイズ展開を見てみる
と、自分の足に近いサイズがあるかどうかもすぐ分かります。
やまどうぐ・そらのした・La Mont。3社をどう使い分けるか
富士登山向けのセットを扱う主なサービスは3社あります。
先に結論だけ言うと、こうなります。
| こういう人 | 向いているのは |
|---|---|
| 初めて。天気次第で中止するかもしれない | やまどうぐレンタル屋 |
| 山小屋に2泊する日程 | そらのした |
| 現地で着替えて手ぶらで登りたい | La Mont |
それぞれ理由を書きます。
やまどうぐレンタル屋|前日まで無料でキャンセルできる
まるごと7点セット16,000円(1泊2日・税込)。2泊3日は18,000円。1万円以上で送料無料なので、この金額に配送料は含まれます。
最大の特徴は前日までの連絡で全額返金されることです。3社の中でいちばん遅くまで無料で引き返せます。
そらのした|2泊3日でも料金が上がらない
はじめての富士山登山セット ライト16,200円(フリース+標準雨具)、はじめての富士山登山セット18,015円(ダウン+ゴアテックス雨具)。
やまどうぐレンタル屋と同じグレードで比べると、1泊2日の金額はほぼ同じです。フリース構成(やまどうぐは「まるごと7点セット」16,000円)で200円差、ダウン+ゴアテックス構成(やまどうぐは「まるごと7点ダウンセット(ゴアテックス雨具指定)」18,000円)では15円差しかありません。
※この18,000円は、先ほどの「まるごと7点セット」の2泊3日料金(18,000円)とは別の商品です。同じ金額ですが、こちらは1泊2日のダウン+ゴアテックス仕様です。
差が出るのは日数です。そらのしたは1泊2日と2泊3日が同額なのに対し、やまどうぐレンタル屋は2泊3日で2,000円上がります。山小屋に2泊する日程なら、そらのしたのほうが安くなります。
ただし無料キャンセルの期限は受取日の3日前15時。受取日は利用日の2日前なので、実質「利用日の5日前」が期限です。有料のキャンセル保険に入れば、利用期間中でもキャンセルできます。
La Mont|河口湖の店舗で着替えて、そのまま登れる
La Mont も防寒着が入るかどうかでセットが分かれます。ここを揃えて並べます。
| 構成 | La Mont | やまどうぐ |
|---|---|---|
| 防寒着なし | 7点フルセット 14,592円 13,800円+保険792円 | まるごと6点セット 13,500円 |
| 防寒着あり | パーフェクトセット 23,592円 22,800円+保険792円 | まるごと7点セット 16,000円 |
防寒着なしならほぼ同額。防寒着ありだと、La Mont が7,592円高くなります。
ただし、その差には理由があります。
La Mont だけにあるもの
・レインウェアとシューズがゴアテックスまたは同等レベルのハイクラスモデル
・パーフェクトセットのグローブ・ソックス・フリースは、衛生上レンタルではなく新品を進呈(返却不要)
・河口湖の店舗にパウダールーム・フィッティングルーム・無料ロッカーがあり、着替えて荷物を置いてそのまま登れる
・日程の変更は無料で随時受け付け
とくに効くのが無料ロッカーです。
五合目や現地で受け取る場合、履いてきた靴と着替えの置き場所が問題になります。やまどうぐレンタル屋は全店で荷物の預かりを行っていないため、ここは La Mont の明確な強みです。
逆にキャンセルは3社でいちばん厳しく、無料は6日前まで。5〜3日前で20%、2日前〜前日で50%、当日は100%かかります。
| 条件 | やまどうぐ | そらのした | La Mont |
|---|---|---|---|
| 無料キャンセル | 前日まで | 実質5日前まで 保険加入で期間中も可 | 6日前まで |
| 日程変更 | 前日まで無料 受取後も1回・14日後まで | — | 無料・随時 |
| 受取 | 宅配/新宿・河口湖・五合目の店舗 | 宅配/現地 | 宅配/河口湖店舗・ふじさんプラザ・五合目・新宿郵便局 |
| 現地で着替え | 五合目店で可 荷物預かりなし | — | 可・無料ロッカーあり |
| 保険 | — | キャンセル保険(任意・有料) | 破損保険 792円必須 |
それでも、初めてなら私はやまどうぐレンタル屋を選びます
理由はキャンセル規定の一点です。金額で選ぶ理由はありません。
ただし、先に正直なところを書いておきます。当日の悪天候や体調不良まで保証したいなら、そらのした+キャンセル保険のほうが上です。やまどうぐレンタル屋は当日のキャンセルには対応していません。
やまどうぐレンタル屋が有利なのは、あくまで「前日まで」を無料で確保できるという一点です。
富士登山は、天気に完全に左右されます。台風が来れば中止。強風でも山小屋が閉まることがあります。そして天気予報がある程度信用できるようになるのは、せいぜい2〜3日前からです。
La Mont は6日前、そらのしたは実質5日前が無料の期限。どちらも「天気が読めるようになる前」に決断を迫られます。
ここが実務的にいちばん効く
前日まで無料でキャンセルできるということは、「とりあえず予約しておく」ができるということです。
夏の富士山は予約が集中し、直前だと在庫が残っていないこともあります。先に押さえて、天気を見てから決める。この順番が取れるかどうかは、金額の差より大きいと思います。
▼ 空きがあるうちに押さえておく
全額返金の対象は「前日まで」の連絡に限ります(当日のキャンセルは対象外)。開山期間は7月〜9月上旬の約2か月しかなく、この間に予約が集中します。
予約から返却まで、実際どう進むのか
初めてだと分かりにくいので、流れを整理します。
身長・体重・足のサイズを入れると、適したサイズを選んでもらえます。登山靴は厚手の登山用ソックスを履く前提なので、普段の靴より0.5〜1.0cm大きめが公式の目安です。
最短で使用開始日の5日前から発送可能。日時指定をするなら「3〜5日前」の範囲で指定できます。
ここが最重要です。理由は次の項目で書きます。
使い方が分からない装備は、同梱の説明書か公式サイトで確認できます。
洗う必要も乾かす必要もありません。公式は「汚れたそのままでご返送ください」と案内しています(水気が多い場合はビニール袋に入れる)。着払い伝票が同梱されているので、貼って出すだけです。
下山後、疲れきった体で装備を洗って干す作業がないのは、思っている以上に助かるポイントです。
レンタルで失敗する人の共通点
①届いた日に試着しない
これが最大の失敗要因です。
やまどうぐレンタル屋はサイズ変更に追加料金がかかりません。ただし条件があります。
公式の案内
「商品到着後に変更を希望する場合は、届いたすべてのレンタル商品をご試着のうえ、カスタマーセンターまでご連絡ください」
つまり1回の連絡でまとめて交換する仕組みです。靴だけ試着して連絡し、あとから雨具も合わないと気づく、という進め方だと間に合いません。
届くのは利用日の3日前。ここで気づけば交換が間に合いますが、前日に開封すると詰みます。箱が届いたその日に、全部その場で着る。これだけは守ってください。
靴が少し大きい程度なら、靴下を2枚重ねる・中敷きを足すといった調整も可能です。高所では足がむくむため、多少大きくても問題ないケースもあります。
②直前に予約して、配送が間に合わない
前日配達も対応してもらえますが、その場合サイズ交換ができません。配送の遅延が起きれば、登山そのものに間に合わない可能性もあります。
目安として1週間前までには予約しておくと安全です。前日まで無料でキャンセルできるので、早めに押さえるデメリットは特にありません。
③五合目店で受け取って、荷物の置き場所に困る
五合目や新宿店で受け取る「手ぶら割」を使うと、表示価格は安くなります。ただしやまどうぐレンタル屋の全店で、荷物の預かりサービスは行っていません。
履いてきた靴や着替えをどうするかを、先に決めておいてください。
④装備以外の費用を計算に入れていない
次のものはセットに含まれません。
- 入山料 1人1回4,000円(2026年から・全4ルート)
- 山小屋の宿泊費、五合目までの交通費
- 靴下・下着・手袋など、直接肌に触れるもの
- 日焼け止め、飲料、行動食
なお送料は、レンタル総額1万円以上で無料(1万円未満は1,000円)。店舗での受取・返却なら金額にかかわらず無料です。7点セットは16,000円なので、送料はかかりません。
⑤装備をそろえて安心してしまう
装備は登るための前提条件であって、それだけで登頂できるわけではありません。
富士登山オフィシャルサイトは、高山病についてこう書いています。
富士登山で登頂を断念せざるを得なくなる最も多い理由のひとつが高山病です。
出典:富士登山オフィシャルサイト「山で注意すべき体調不具合」
ペース配分と高度順応については、公式の「山で注意すべき体調不具合」のページを出発前に一度読んでおくことをおすすめします。
よくある質問
まとめ

写真:Flittergreeze/CC BY-SA 4.0
最後に整理します。
- 買うと約67,000〜141,000円。借りると16,000円
- 迷ったらまるごと7点セット。防寒着を持っているなら6点セット(13,500円〜)
- 真夏の富士山頂は東京の2月とほぼ同じ気温。防寒着は必須
- 吉田ルートは装備がないとゲートを通れない。静岡県側も必要な装備は同じ
- 買ったほうが得になるのは4〜9回目から
- 登山靴はインソールまで毎回洗濯。むしろ履き慣らし済みで足に馴染みやすい
- 前日までのキャンセルは全額返金。天気が読めなくても予約できる
- 届いた日に必ず全部試着する
富士山に登りたいと思ったのに、装備の値段を見て今年も見送る。それがいちばんもったいない結末だと思います。
まずは借りて登ってみて、山が好きになったら少しずつ自分の道具をそろえていく。順番としては、これがいちばん失敗しません。

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