登山の三種の神器の一つ「レインウェア」
登山用具の中でも比較的高価で、毎回山に持っていくアイテムですね。
そんな毎回持っていくアイテムだからか「転んで破けた…」「アイゼンで引っ掛けて穴が空いた…」などちょくちょく耳にします。
私もその一人、濡れた岩で滑ってしまい破れてしまいました。
レインウェアは穴が空いてしまっては意味がない
どうにかならないかと探していたところ「リペアシート」なるものを発見したので、今回紹介していきます。
値段も安く簡単に補修出来るので、是非参考にしてみてください。
↓補修する前には必ず、レインウェアを洗濯して綺麗にした状態で行なってくださいね!↓

補修しよう!
用意するもの

- 補修するレインウェア
- mont-bell 「ゴアテックス パーマネントリペアシート」
- レインウェアの生地と同色の糸
- 針
- ハサミ
- アイロン
- 当て布
今回のポイント:mont-bell「ゴアテックス パーマネントリペアシート」


今回使用するのは登山用品の大手「mont-bell」から出ている「ゴアテックス パーマネントリペアシート」です。
このリペアシートは今ではレインウェアの素材でお馴染みの「ゴアテックスメンブレン」が使われています。(※メンブレンとはレインウェアの表地の下の層でゴアテックスの本体のことを指す。)
リペアシートにはテープタイプのものもあり手軽に補修が出来ますが、ゴアテックス素材が無かったり剥がれてしまわないかと少し心配…
けれど今回使用するリペアシートは、自分でアイロンを使った熱処理が必要なものの、しっかりと圧着すれば剥がれる心配もなく、高い防水性も期待できます。
また、テープタイプは表地に貼りますが、こちらは裏地に貼るので目立たないのが良いですね。

パッケージの裏面には丁寧に説明書きがあるので、これに沿って実践していきます!
レインウェア補修の手順
レインウェアの補修は行程も少なくいたってシンプル!誰でも簡単に出来ます。
- 破けた箇所を縫う
- リペアシートを補修箇所に合ったサイズに切る
- アイロンをかける
この3本立てで順番に説明していきます。
①破けた箇所を縫う

まずは破けた箇所を縫います。
使用する糸は出来るだけ同じ色の糸を使うことで、補修箇所が目立たなくなりますよ。
そこまで気にならない人はネットで買うのも良いですが、一番良いのは手芸屋に行き持参したレインウェアと色を見比べて購入することだと思います。

縫い方は小学校の家庭科で習ったはずの「並縫い」で大丈夫です。その際は出来るだけ細かく縫うことで防水性が高まります。
↑私はあまり縫うのが得意では無いけれど、どう?結構綺麗に縫えたと思います(少しシワが寄ったけど)
②リペアシートを補修箇所に合ったサイズに切る

次は、ハサミを使ってリペアシートを補修箇所に合ったサイズに切っていきます。
このリペアシートは20×20cmあるので、ある程度大きい穴にも対応出来ます。

切れたリペアシートは、角を丸くすることで剥がれにくくなるようです!

残ったリペアシートは袋に閉まっておきましょう。また破けた時のために…
③アイロンをかける

最後にアイロンをかけていきます。
温度は家庭用アイロンで中温160℃でセットしてください。熱すぎるとレインウェアが溶けてしまいます!
また、溶けるのを防止するため必ず当て布を使用してください。
溶けてしまったら元通りにはなりませんよ~。


アイロンの準備が整ったらいよいよです。
- 補修箇所の裏地(身体側)にリペアシートを置きます
- リペアシートの上に当て布を置き、約20秒間強くアイロンをかけます
- 当て布を取り除き、熱が冷めるまで放置します。
これで以上です。とっても簡単ですね!
※接着が不十分の場合はもう一度アイロンをかけてみてください。
完成!!

リペアシートの部分はこんな感じ。
しっかりと接着されていて、強い雨でも染みてこなさそうです。

今まで裏地を注意して裏地を見たことが無かったのですが、私が愛用しているレインウェアの縫製部分には同じようなものが使われていました。
これは意外な発見。


表面はこんな感じ。
補修は近寄らない限り全く気になりません。自分でやった割には綺麗に出来たかと思います!
全行程でも20分ほどしかかからなかったので、すぐに出来ちゃいます!
さいごに:ここが肝心!水が染みてこないか試してみた結果

補修してみたけど防水性はどうなったか気になったのでシャワーを使って試してみました!
約1分間、補修箇所を重点的に濡らしてみたところ…

全く染みてきませんでした!
これで雨の日の登山にも心配なく愛用のレインウェアを着ていくことが出来ますね。
とても簡単に出来ますので、破れてしまった際にはこれを参考に是非やってみてください!
※mont-bell公式サイト以外は高く出回っているようなのでご注意ください。
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