トレイルランニングシューズに合うローカット靴下10選！登山をさらに快適にしよう！

近頃、トレランシューズを履いて登山をする人が増えてきました。私もその1人です。

トレイルランニングシューズの魅力といったら、その軽量性と動きやすさ。日帰り登山から長距離縦走など幅広く活躍してくれます。

今回は、そのトレイルランニングシューズに合わせたいローカットの靴下10選を紹介していきます！

機能的なものから通気性が高く快適なものまで幅広く紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめのローカット靴下10選

商品名・写真	ブランド名	丈	カラー	価格 （税込）
トレッキング ウルトラクールリネン アンクル	THERM-IC	アンクル丈	グレー/ネイビー	2,860円
ラミースピンソックス 5本指アンクル	finetrack	アンクル丈	ホワイト、グレー	2,310円
ウルトラライトウェイト・パフォーマンス・3/4クルー・ソックス	patagonia	3/4クルー（足首上）	フェザーグレー、バックホーングリーン	2,970円
スパイダーアーチショート5toe スベリドメ	YAMAtune	アンクル丈	ホワイト×ホワイト、グリーン×オレンジ、ターコイズ×グレーなど	1,650円
アルティメット ASO	OLENO	アンクル丈	ブラック	2,970円
トレイルミッドウェイトミニクルー	injinji	アンクル丈	マリーナ（MRN）、グラナイト（GR）、ムーンリット（MLT）など	2,090円
ライトハイカー ノーショー ライトウェイト クッション	DARN TOUGH	ノーショー	ブラック、カスケード、デニム	3,080円
ハイク ライトクッション ローアンクル	Smartwool	ノーショー	フォッシル、ミディアムグレー、チャコール	2,530円
ゴーストランナー ウルトラライト ノーショウ	Point6	ノーショー	ホワイト、ブラック、グレー、オックスフォード	2,640円
メリノ ラン+ ウルトラライト マイクロ（メンズ）	icebreaker	アンクル丈	ブラック、クラウドレイ、ハイパー	3,300円

※紹介している商品、およびサイズ・カラーはメンズのものとなります。一部、ユニセックスのものもありますが、ウィメンズ商品をお探しの方は公式サイトなどをご確認ください。

THERM-IC（サーミック）
トレッキング ウルトラクールリネン アンクル

温度調節のエキスパート“THERM-IC（サーミック）”が作り出すトレッキング ウルトラクールリネン アンクルは、素材にリネンと天然植物から作られた環境に優しい次世代の素材「Pure-ic」を使った超薄手タイプのソックス。

リネンの高い速乾性と導電性に着目した靴下は酷暑でも冷たく、ドライで快適な着心地。使うほど柔らかい肌触りになります。

推奨使用気温帯は20〜℃となっており、ローカットシューズを使った真夏の登山にはうってつけの靴下です。Pure-icはポリエステルより25％も軽く、ULハイカーやトレイルランニングをする人にとって嬉しいポイントです。

項目	詳細
素材	ポリアミド41%、ビスコース31%、ポリプロピレン16%、リネン9%、エラステイン3%
丈	アンクル丈
カラー	グレー/ネイビー
サイズ	35/38（22.0～24.0cm）、39/41（24.5～26.0cm）、42/44（26.5～28.0cm）
価格	2,860円（税込）

クッションの薄い、またはソールが硬めのローカットシューズを使っている方は、同ブランドのトレッキングクールライト アンクルがおすすめ。

生地は先ほどの商品より少し厚くなりますが、十分な通気性と速乾性を持っています。

finetrack（ファイントラック）
ラミースピンソックス 5本指アンクル

天然ラミー（苧麻）とポリエステルをハイブリットした5本指のラミースピンソックスは、夏でも快適に使用できる吸湿性と速乾性に優れた薄手タイプの商品。

麻特有のチクチク感を抑えた生地は、汗で濡れてもサラッとドライで快適な履き心地が魅力的で、汗をかきやすい人でも快適に使える靴下です。

5本指ソックスは指先を動かせることで踏ん張りが効きやすい特徴がある一方、耐久性に難があります。

finetrackはそこまでしっかり気を配り指先を補強してくれていたり、長時間のアクティブな運動でのズレや蒸れを軽減するため、部位ごとに厚さや編み方を変えたりと細やかな点が光る1足になっています。

項目	詳細
素材	ポリエステル50％、ナイロン31%、ラミー14％、ポリウレタン5%
丈	アンクル丈
カラー	ホワイト、グレー
サイズ	XS（22～23cm）、S（23.5～24.5cm）、M（25～26cm）、L（26.5～28cm）
価格	2,310円（税込）

patagonia（パタゴニア）
ウルトラライトウェイト・パフォーマンス・3/4クルー・ソックス

「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」と、環境に配慮した商品づくりをするアメリカのブランド「パタゴニア」が手掛ける、3／4クルー丈のソックス“ウルトラライトウェイト・パフォーマンス・3/4クルー・ソックス”。

使用しているリサイクル・ナイロンは速乾性を備え、風を通しながら適度なクッション性を持つテリーループの足裏と甲のメッシュパターンで高い通気性を持つ快適な1足です。さらに素材には、ハイキュ・ピュア防臭加工を施しているので、汗による臭いも気になりません。

軽いクッショニングながらもピッタリとフィットするように設計された土踏まず部分は、しっかり歩行をサポートしてくれます。

ローカットシューズだけでなく丈のある登山靴でも快適な歩行を提供してくれる、暖かい時期に使いやすい靴下です。

項目	詳細
素材	トゥルータッチ・リサイクル・ポリエステル70％／ナイロン28％／ライクラ・ポリウレタン２％
丈	3/4クルー（足首上）
カラー	フェザーグレー、バックホーングリーン
サイズ	S（21-23）、M（23.5-25.5）、L（26-28.5）、XL（29-32.5）
価格	2,970円（税込）

YAMAtune（ヤマチューン）
スパイダーアーチショート5toe スベリドメ

「スパイダーアーチサポートシステム」と呼ばれる独自の技術で土踏まずのアーチを支えて、足の疲労を軽減し衝撃を分散させてくれるるYAMAtuneのスパイダーアーチショート5toe スベリドメ。

5本指設計と足底に配置されたシリコンゴムによりグリップ力が効果的に発揮され、路面の状況を敏感に捉えられる1足になっています。

ソックスの生地には吸湿・速乾性に優れたCOOLMAX® EcoMadeを使用し、メッシュ編みのアッパーでさらに通気性と放熱性を高め、快適な履き心地を提供してくれます。運動量の多いトレイルランニングやアクティブな登山に適した靴下です。

項目	詳細
素材	ポリエステル53%、ナイロン40%、ポリウレタン7%
丈	アンクル丈
カラー	ホワイト×ホワイト、グリーン×オレンジ、ターコイズ×グレー、ネイビー×Lブルー、ローズ×エメラルド、ブラック×ダークネイビー、グレー×Sイエロー
サイズ	21〜23cm、23〜25cm、25〜27cm、27〜29cm
価格	1,650円（税込）

OLENO（オレノ）
アルティメット ASO

創業80年を超える日本の老舗靴下メーカーが立ち上げた新ブランド「OLENO」。長年培われてきた匠の技術から生まれるアルティメット ASOは耐久性と快適性を求め得るアスリートのためのソックスです。

薄手生地ながら耐摩耗性は通常のスポーツソックスの13倍。そのハードに使い回せる耐久性が大きな魅力となっています。

過酷なトレイルランニングでも足元をしっかり支えてくれるアーチサポートや、筋肉のブレを減らしパフォーマンスを高めてくれる段階着圧設計は、まさに「アスリートのため」の靴下です。

とは言いますが、普段の登山でも大活躍してくれる機能的な1足になっています。

項目	詳細
素材	ナイロン48％・ポリエステル44％・ポリウレタン８％
丈	アンクル丈
カラー	ブラック
サイズ	サイズ　21-23cm、23-25cm、25-27cm、27-29cm
価格	2,970円（税込）

injinji（インジンジ）
トレイルミッドウェイトミニクルー

アメリカの5本指ソックス専門のメーカーinjinji（インジンジ）が手掛けるトレイルミッドウェイトミニクルーは、他のローカット靴下と比較して厚みのあるミッドウェイ生地を採用しており、足裏がパイル編みであるためクッション性が高く、未舗装の悪路や岩場で機能を発揮する靴下になっています。

履き口を2重にしたダブルカフ設計と綿密に織られたメッシュパネルにより、足にぴったりとフィットし砂埃や砂利などの侵入を防いでくれる、トレイルランニングやアドベンチャーレースなどにおすすめのソックスです。

生地にはクールマックスを使用しており、足とつま先の湿気を残さず常にドライで快適な履き心地を提供してくれるため、暑い日でも使いやすいのも特徴です。

項目	詳細
素材	クールマックス39％、ナイロン58％、ライクラ3％
丈	アンクル丈
カラー	マリーナ（MRN）、グラナイト（GR）、ムーンリット（MLT）、ウェイブ（WAV）、メテオ（MET）、バーク（BAR）
サイズ	S（23-25cm）、M（25.5-27cm）、L（27.5-29cm）
価格	2,090円（税込）

DARN TOUGH（ダーンタフ）
#1990 ライトハイカー ノーショー ライトウェイト クッション

ライトハイカー ノーショー ライトウェイト クッションは、ライトウェイトの厚みを採用し、足裏のクッション機能、軽量性、そして通気性を兼ね備えた薄手のソックスです。

素材にメリノウールが使用されていることで、肌触りが良く吸水性に優れ、快適な履き心地を提供してくれます。

生地は薄いものの、足裏にはクッションを配置しており、日帰り登山や数日間にわたる登山であってもパフォーマンスが落ちることのない、ローカットのトレッキングシューズと最適の1足となっています。

また、ダーンタフの商品は、通常の使用において穴が開いた場合に新しい靴下と交換してくれる「生涯保証」も魅力の一つです。

項目	詳細
素材	ナイロン56%,毛（メリノウール）41%,ポリウレタン3%
丈	ノーショー
カラー	ブラック、カスケード、デニム
サイズ	S（22.5-24.5cm）、M（24.5-27.0cm）、L（27.0-29.0cm）
価格	3,080円（税込）

Smartwool（スマートウール）
ハイク ライトクッション ローアンクル

リサイクルナイロンとメリノウールを使用した肌にも環境にも優しいSmartwoolの薄手靴下。

特徴的な甲のメッシュパターンが高い通気性を確保してくれ、運動量の多い登山にも対応。4ディグリーエリートフィットシステムを採用しフィット感を高め、パフォーマンスもしっかり発揮できるようになっています。

つま先から足裏、かかととにかけて配置されたクッションは、比較的硬めなソールのローカットシューズに適しています。

項目	詳細
素材	ウール57%、ナイロン41%、ポリウレタン2%
丈	ノーショー
カラー	フォッシル、ミディアムグレー、チャコール
サイズ	M（24-26.5cm）、L（27-29.5cm）、XL（30cm-）
価格	2,530円（税込）

Point6（ポイント6）
ゴーストランナー ウルトラライト ノーショウ

クッションはシューズに求め、とにかく軽量性を重視したPoint6のゴーストランナー ウルトラライト ノーショウ。

その薄さにくわえ、人間の理想的な体温である37.5℃を常に維持することができる吸水速乾繊維「37.5テクノロジー」を採用し、効果的に汗による蒸れを排出してくれます。

締め付けすぎないフィット感も快適で、軽量性を求めるULハイクやトレイルランニング、ライトな登山やハイキングなど様々なシーンで対応してくれるる1足です。

項目	詳細
素材	ウール57%、ナイロン35%、ポリウレタン8%
丈	ノーショー
カラー	ホワイト、ブラック、グレー、オックスフォード
サイズ	S（21〜23.5cm）、M（24〜26.5cm）、L（27〜29.5cm）
価格	2,640円（税込）

icebreaker（アイスブレーカー）
メリノ ラン+ ウルトラライト マイクロ

裏パイルなしでクッション性を持たせず、さまざまなシューズと合わせやすくしたメリノ ラン+ ウルトラライト マイクロは、icebreakerでは最も薄手のタイプのランニング向けソックスです。

アキレス腱をカバーできるアンクル丈と、左右非対称設計により、薄手でもしっかりと足をサポート。

アッパーは通気性のあるメッシュ構造、擦れやすいつま先とかかと部分を補強するなど、部位によって編み方を変えて機能的な1足に仕上がっています。

クッション性の高いトレイルランニングシューズと合わせて履けば、舗装路のランだけでなく登山道でも快適に使える靴下です。

項目	詳細
素材	ウール50%（メリノウール）、ナイロン46%、ポリウレタン3%、ポリエステル1%
丈	アンクル丈
カラー	ブラック/グラファイト、クラウドレイ/ファソムグリーン、ハイパー/オーラ
サイズ	S (25～26.5cm)、M (27～28.5cm)、L (29～30.5cm)
価格	3,300円（税込）

▼旧モデル（カラー）はこちら▼

ローカットの靴下はどんな登山シーンで履くの？

ローカットの靴下は、トレイルランニングシューズやアプローチシューズなど、同じくローカットのシューズと組み合わせるのが適しています。

ミドル・ハイカットの登山靴との組み合わせは、履き口で靴擦れを起こしてしまいますので注意が必要です。

特に暑い時期の快適性、トレイルランニング・ULハイクを楽しむ際に軽量性を重視する人には、ローカットの靴下がおすすめです。軽量性、通気性に優れた靴下は登山をより快適にしてくれます。

ただし、丈が短いため足首から上はサポートされず、捻挫や岩や枝による怪我のリスクが高まります。

安全に登山をするならば、ローカットの靴下は整備されたトレイルで限定して使用し、通常はアンクル丈〜クルー丈の長さの靴下を履くことを推奨します。

ローカット靴下に求める５つの特徴と機能

たくさんのメーカーのローカット靴下を紹介してきましたが、１つの靴下とって見ても様々な機能や特徴があったかと思います。

ここでは、ローカット靴下の特徴や機能をまとめ、選ぶポイントを解説していきます。

選ぶポイントは使っている靴や場面によって変わってきますが、主に以下の５つになります。

①素材や厚み

登山で使うローカットの靴下には、様々な素材や厚みの商品が販売されています。

それらの中から自分に合った靴下を選ぶには、素材の特性や登山道の状況に合わせて考えるのがポイントです。

以下に一例を挙げておくので参考にしてみてください。

②通気性

運動量が多い登山をする人や汗かきの人、暑い時期には通気性の高い素材を使っているものやアッパー（甲）にメッシュ生地を採用している靴下がおすすめです。

トレイルランニングや真夏の登山では足が高温多湿状態になり、不快感や皮膚トラブルの原因となることがありますが、通気性の高い靴下であれば足の温度・湿度調節を助け、アクティブな登山でも足の快適性を保ち、パフォーマンスの低下を防いでくれます。

もちろん、登山の衣類で必要とされる吸湿速乾性も大切ですが、時間の短いファストハイクやトレイルランニングがメインなら、その場の快適性を高める通気性に注目しましょう。

③足の操作性・グリップ力

スピード感の早い登山では路面の状況をいち早く察知して、柔軟な足運びをすることが求められます。

足の操作性・グリップ力といった面では、指を自由に動かせ踏ん張りも効きやすい5本指ソックスがおすすめです。

5本指ソックス以外にも今回紹介したYAMAtuneの「スパイダーアーチショート5toe スベリドメ」やOLENO「アルティメット ASO」といった商品では、足底に配置されたシリコンゴムによってグリップ力を向上してくれます。

④丈・軽量性

今回、靴下の丈を「ローカット」とまとめた言い方をしていますが、登山で使用されるローカットの靴下にはアンクル丈とノーショー丈の2種類があります。

アンクル丈はくるぶしまでの長さ、ノーショーはそれよりも短い丈の靴下です。

丈の短い靴下は足首周りをすっきりとさせ、過度な暑さや圧迫感を避けることができます。先に説明した通り、トレランシューズなどのローカットシューズに合わせたり、暑い時期に履くのが一般的です。

トレランの大会に出たり、ULハイクでより軽量性を求めるならノーショー丈の靴下ににすると良いでしょう。

しかし、足を保護してくれる範囲が狭まり捻挫やすり傷などの怪我のリスクが高まりますので、十分に注意しましょう。

⑤フィット感

トレイルランニングやULハイクなどの運動量が多い登山スタイルでは、足と靴の間で摩擦が生じやすく、靴擦れや水ぶくれなどを引き起こすリスクがあります。

そのため、靴の中で足がずれないような設計や素材を使ったもの、ぴったりと足にフィットしたものを履くことが重要です。実際に履いて試してみたり、サイズ表をチェックしてから購入しましょう。

また、先ほどグリップ力の項で紹介したシリコンゴムを足裏に配置した商品であれば、靴の中で足がずれにくくなります。スピード感を持って登山をする人はこういったアイテムを選ぶと良いでしょう。

以上のポイントを踏まえて自分に合ったローカット靴下を選び、より登山を快適にして楽しみましょう！