【徹底解説】登山の日焼け対策4選と日焼けしない肌になるアフターケアの方法まとめ

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登山は、自然を満喫できる素晴らしいアクティビティです。

そんな登山でストレスも解消され、最高の景色が見られるとウキウキ気分で登っているそこのあなた!

ちゃんと日焼け対策はしていますか?

山は平地よりも日焼けしやすい環境になっています。

この記事では、登山で日焼けしやすい理由やその対策、そして日焼けした時のアフターケアについてまとめています。

長い記事になっていますので、自分が知りたいところだけ読んでもらっても構いません!

登山を楽しむためにも、日焼け対策をしっかりと行いましょう!

目次

登山は日焼けしやすい?

日焼けには、「肌が黒くなって健康的!」と思う方もいるかもしれません。

でも、それは日焼けの一つの側面。

強い紫外線を浴びた場合は、皮膚が赤く炎症を起こしたり水ぶくれが出来たりと、日焼けによって肌が「やけど」することがあります。

原因は太陽が発する“紫外線”です。

標高が高くなるにつれ太陽に近づく登山では、より多くの紫外線を浴びることになるので、日焼けしやすいアクティビティと言えるでしょう

登山で日焼けしやすい理由は以下の3つ。

ひとつずつ詳しく解説していきます!

①紫外線量が平地に比べて多い

紫外線とは、太陽の光に含まれる目に見えない光の一つで、地表に届く光の中で最も短い波長のものになります。

紫外線といっても波長によって3つに分けることができますので、その種類と特徴についてご説明します。

紫外線の種類と特徴
⚪︎UV-A
  • 波長が最も長く、地表に届く紫外線のほとんどの割合を占めている。
  • 日焼けへの即座の影響は少ない。
    肌の深くに悪影響を及ぼすので、ダメージが蓄積され肌のシミやシワの症状を増加させる原因になる。
  • 年間を通して紫外線量は高い。
⚪︎UV-B
  • 波長が短く、ほとんどは大気層で吸収されるが、一部は地表に届く。
  • 肌に直接影響を及ぼし、目に見える表皮にダメージを与える。
  • 肌の炎症が起こる、いわゆる「日焼け」やシミが出来るのは、UV-Bによる影響が大きい。
    皮膚がんのリスクも高める。
  • 夏の時期がピークで、冬の時期は少なくなるが、完全に無くなるわけではない。
⚪︎UV-C
  • 波長が最も短い。
    地表に届く前にオゾン層で全て吸収されるので、基本的に肌へは当たらない。
  • 肌に当たれば最も有害な紫外線。
    角膜炎や皮膚がんのリスクが高まる。

山の上ではUV-Bの量が増える!?

先ほど紫外線の種類と特徴についてお伝えしました。

その中で地表に届き、特に有害な紫外線は“UV-B”だと分かりましたね。

なんとそのUV-Bですが、環境省によると、標高が1000m上昇するごとに10%〜12%も増加するという研究結果が出ているようです。

びっきー

恐ろしい…

UV-Bは日焼けの直接的な原因と言われています。

そのため、登山中は日焼けをしやすい環境になるわけです。

また、紫外線量は7月・8月でピークに達します

夏といえば富士山やアルプスに登る人も多いと思われますが、3000m級の山では平地より約30%、富士山では約40%もUV-Bが増えていますので、注意しないといけません。

また、紫外線は冬でも完全には無くならず、雪面からの反射がとても強いです。

冬山登山や春の残雪期登山をする人は、1年中日焼け対策を怠ってはならないのです。

②日光を遮る日陰や建物が少ない

登山は屋外でのアクティビティです(当然ですが…)

有害なUV-Bですが、建物の中にいれば屋外の10%程度しか浴びないことが分かっています。

しかし、登山では2500m付近になると、高い木が生えない森林限界という環境で日陰が無くなったり、数時間歩かないと山小屋が無かったりと、太陽から身を隠せないことが多いですよね。

山小屋や日陰を活用できれば良いのですが、そう上手くいかないのが登山の難しいところ。

そういった点も登山で日焼けしやすい理由だと言えるでしょう。

※休憩時に山小屋を利用する際は、注意書きを読んだり、小屋番に尋ねてから利用しましょう。

③汗をかくことで日焼けしやすくなる

全身を使う運動の登山。

自分の気持ちいいペースで登っていても、少なからず汗はかくと思います。

実はその「汗」、日焼けしやすい肌にしてしまっているのです。

汗で日焼け止めが落ちてしまう

汗で日焼け止めが落ちる?そんなの誰だって知ってるよ💢

と言われそうですね…。

日焼け止めは、日焼け対策で1番重要だと言っても過言ではありません!

そんな日焼け止めですが、せっかくSPF50などの効果が高いものを塗っていても、落ちてしまっては効果が激減します。

汗をかいた・かいていないに関わらず、日焼け止めはこまめに塗り直すことが重要です。

休憩時(2〜3時間毎)に塗り直すことをおすすめします。

あとで詳しく紹介しますが、汗で落ちにくいウォータープルーフタイプのものを使ったり、手軽に塗り直せるスティックタイプシートタイプを持っていくなど工夫すると良いでしょう。

汗で乾燥肌になってしまう

汗で乾燥肌?
逆に保湿されるんじゃない?

そう思う方もいるかもしれませんが、汗で保湿されることはありません。

汗には塩分があり、それが刺激になって肌へのダメージとなり、肌の乾燥を招く原因になります。

また、汗を放置することやゴシゴシ拭き取ることで、皮膚の構造が壊れてしまい、肌のバリア機能が働きにくくなり、乾燥肌になりやすくなってしまうのです。

ところで日焼けと乾燥肌は関係あるの?

乾燥肌はバリア機能が低下し、外的刺激を受けやすい状態です。

しかも、山で増えるUV-Bは皮膚の潤いを奪う性質がありますので、さらに水分量が少なくなり、より日焼けを起こしやすい肌になってしまいます。

汗をかいたら、こまめにタオルを優しく押し当てるようにして拭き取りましょう。

また、汗を大量にかいてしまっている人は、汗をかきすぎないペースや歩き方を見つけたり、汗対策グッズを取り入れてみましょう。


覚えておきたい登山の日焼け対策4選

ここまでは登山で日焼けしやすい理由をお伝えしてきました。

次は、実際に登山時に出来る日焼け対策をご紹介していきます。

登山での日焼け対策は、以下の4つが大切になってきます。

①日焼け止めをこまめに塗る

日焼け止めを塗ることは基本中の基本であり、日焼けに対して最も効果的な対策になります。

登山時は平地に比べて紫外線が強いので、必ず日焼け止めを塗りましょう。

登山で使える日焼け止めの選び方
⚪︎種類

ウォータープルーフタイプ:汗や水で落ちにくいのでこれ一択!

⚪︎タイプ・テクスチャー

登山前と登山中でタイプ・テクスチャーを変えると使い勝手が良いです。

  • 登山前:どんなタイプでも良いですが、肌に密着して落ちにくいミルクタイプや、さっぱりと夏場でも使いやすいジェルタイプがおすすめです。
  • 登山中:ザックの中で日焼け止めが液漏れしていると悲しいです。
    固形で塗り直ししやすくコンパクトなスティックタイプや、手軽かつパッキングに困らないシートタイプ*がおすすめです。
⚪︎SPF・PA値**
  • SPF50以上PA+++以上のものを選ぶと効果が期待できます。

*シートタイプの日焼け止めはまだ発売されたばかりで、SPF値・PA値が低いものしか販売されていません。
また、ウォータープルーフタイプでもありませんので、効果があるか不安な方は他のタイプをお使いください。

**SPFはUV-Bの、PAはUV-Aの防止効果を表す指標で、値が大きいほど防止効果は高いです。
山はUV-Bが高いから「SPF値だけ気にすればいいや」とはいきません。もちろんUV-Aもたくさん浴びますので、PA値もある程度高いものを選びましょう。


登山の日焼け対策で重要なのは、日焼け止めをこまめに塗り直すことです。

日焼け止めは、ウォータープルーフタイプを付けたとしても汗で落ちる可能性があります。

登山前に全身に塗ったからOKではなく、2~3時間おきに休憩とともに塗り直しましょう!

この際、最初に塗った日焼け止めは落とさず、汗を拭き取り際すれば重ね塗りOKです。

また、耳や首、唇など日焼けしやすい箇所も忘れずに塗りましょう。

②帽子をかぶる

帽子は顔や頭皮、首の日焼けを防ぐとともに、熱中症対策としても効果的です。

また帽子を被ることによって、目に浴びる紫外線(UV-B)を20%もカットしてくれるという研究結果もありますので、着用することをおすすめします。

日焼け対策を意識するのであれば、360°つばがあるハットタイプが良いでしょう。

さらに、UVケア機能があるものやサンシールドがついているものは、紫外線カット効果がより高いですのでおすすめです。

そして、ほとんどの山小屋でお土産として売っている「手ぬぐい」

登山バッジを集めている人も多いと思いますが、手ぬぐいを買って日焼け対策・おしゃれアイテムとして取り入れるのも楽しいですよ!

③衣服で肌を隠す

夏の登山は暑いから半袖・半ズボンで登りたい!

日焼け対策では、肌を直接日光にさらさないことが重要です。

なので、出来るだけ肌を隠すようにウェアリングしましょう。

と言ってもやはり長袖・長ズボンは暑いですよね?

びっきー

私も半袖・半ズボンで登りたい派です(笑)

そういう方は、行動時はアームカバー、休憩時は長袖を羽織るなど使い分けることをおすすめします。

※衣類だけでは完全に紫外線をカットすることは出来ません。肌を隠したとしても、必ず日焼け止めは塗りましょう!

長袖

肌を隠せればどんな長袖でも良いということはありません。

綿やシルクなどの天然素材は紫外線を通しやすい特徴があります。

登山ではUV-Bをより浴びるので、そのカット効果が高いポリエステル素材を選ぶと良いでしょう。

また夏山で使う長袖は、行動時も休憩時も使えるように通気性や速乾性が高いものを持っていると使い勝手バツグンです!

暑い夏山でも標高が高ければ気温は15℃前後になり、長袖は必須アイテムの1つです。

UVカット機能が高い素材を使った長袖も出ているので、日焼け対策に注目して持っていく長袖を選んでみるのも良いかもしれません。

ARC’TERYX(アークテリクス)の「コーマック フーディー」は、クライマーやランナー、ハイカーなど、山岳アクティビティを楽しむすべての人を守るこだわりのデザインが特徴。

素材にはアークテリクス最軽量の素材の1つ、100%リサイクルのフェイジックLTが使用されています。

軽いうえに、吸湿性、通気性に優れ、95%以上の紫外線カットと耐臭加工を施している、機能性抜群で行動時にも使える1着です!

ヘルメット対応のフードにはつばが付いており、クライミングをする人に役立つだけでなく、休憩時に羽織るだけの人も、顔を紫外線から保護してくれる嬉しい作りになっています。

こちらはTHE NORTH FACE(ザノースフェイス)から出ている、高い汗処理機能を持つ長袖ジップシャツです。

高い速乾性に加え、紫外線カット率85%以上、肌面はっ水糸使用により汗冷え軽減効果がある1着です。

また、繊維に付着したバクテリアの繁殖を抑えて、汗によるにおいの発生を軽減するポリジン加工を施しているため、長期の縦走登山や夏のキャンプなどに適しています。

アームカバー

夏は半袖で登る方も多いかと思います。

腕は日焼けしやすい箇所でありますので、気になる方はアームカバーをおすすめします。

アームカバーには日焼け対策になる以外にも、虫除けや腕の疲労軽減効果などもあります。

手の甲の日焼けも気になる人は、手の甲まで隠してくれるアームカバーを選んだり、手袋をすると良いでしょう!

長ズボン(タイツ)

長ズボンに関しては、長袖に比べると通気性が良いものが少なく、夏場は蒸れて不快感があるのが難点。

なので、半ズボンを履いていきたいという方にはタイツをおすすめします!

サポート系やコンプレッション系と呼ばれるタイツは、ケガの予防や疲労軽減に効果があるので、履けば一石二鳥、三鳥にもなるアイテムです。

きついと締め付けられすぎて歩行に支障が出たり、緩いと効果が無かったりしますので、試着をして体にフィットするサイズを確認してから購入しましょう。

上記の記事の商品情報にUVカット率は載せていませんが、Goldwin(ゴールドウィン)やCW-Xの商品は全てUVカット率90%以上の機能を持ち合わせているので、サポート性能も日焼け対策もバッチリのタイツになっています。

④サングラスをかけて目を守る

強い紫外線からサングラスで目を保護することも重要です。

怖いことに紫外線が目に当たると、疲れが生じたり、肌の日焼けにも繋がることがあります(後ほど詳しくご紹介します)

また、紫外線角膜炎(主に冬の時期になる「雪目」)や白内障などの病気になるリスクがあります。

しかし、UV機能のある眼鏡やサングラスをすることで紫外線(UV-B)を90%もカット出来ることが分かっています。

安全で快適な登山を楽しむためには欠かせないアイテムです。

色や機能によって見え方が変わってきますので、自分に合ったモデルを選びましょう。

登山の日焼けで起こる症状とアフターケアの方法

ここまでで、山は平地よりも紫外線量が多く、日焼けしやすい環境だとよく分かったかと思います。

そんな環境ということもあり、ばっちり日焼け対策をしても、日焼けしてしまうことがあります。

日焼けと言っても、肌が黒くなったりシミやシワになるだけではなく、様々な症状がありますので、その症状とアフターケアの方法をお伝えします。

なお、日焼けは「やけど」です!

症状がひどい場合は、医療機関を受診しましょう。

※症状には個人差がありますが、紫外線を浴びてから6〜24時間後に症状が最も強く現れます。

ヒリヒリとした痛みや熱っぽさ、かゆみ

肌に痛みやかゆみが出るのは、紫外線によって皮膚の細胞組織が損傷してしまっているからです。

肌を正常な状態に戻すには、適切なアフターケアが重要になってきます。

①まずは“冷やす”

日焼けをしてこのような症状がある場合は、まず冷やすことが重要です。

濡れタオルに氷や保冷剤を包んだり、氷のうを使って患部を冷やしましょう。

この時、炎症を起こした皮膚には刺激になりますので、冷却シートの使用はやめましょう!

症状が出るのが6〜24時間後なので、「帰宅後に冷やせばいいや」と思いがちですが、症状が出てからでは手遅れな場合もあります。

1番良いのは帰り道。コンビニに寄れば氷や叩いて冷える保冷剤なんかも売っています。

痛みやかゆみの程度も弱くなりますので、「すごく日焼けしたな〜」と感じた登山の時にまず試してみてください。

②たっぷりの化粧水で“保湿する”

冷やして症状が引いてきたら、化粧水を使って保湿しましょう。

化粧水をつける時は、強くすり込んだり叩いてしまうと炎症が悪化する恐れがありますので、優しくプレスするようにしましょう。

炎症がひどい場合は、日頃のスキンケア商品は使わず、アルコールフリーや、さっぱりとした使用感をもたらす「エタノール」や「メントール」が入っていない、敏感肌用の化粧水を使うと良いでしょう。

プチプラコスメブランド「セザンヌ」から発売されているハトムギ化粧水で、アルコールフリーなので日焼けした肌に優しいのが特徴。

500mlと大容量かつ安価なので、顔だけでなく腕や首が日焼けした時も惜しみなく使えるのがポイント高いです!

この化粧水には、炎症に有効な成分『グリチルリチン酸ジカリウム』が含まれており、日焼けによる肌のかゆみ・赤みを抑える効果が期待出来ます!

肌に刺激を与えるエタノール(アルコール)や、パラベン(防腐剤)は使用されていないので、日焼け後の刺激に弱い肌にもお使い頂けます。(エタノールよりも刺激は弱いですが、若干刺激を感じてしまう可能性のある成分は含まれています)

病院でも使われるほど効果が高く安全な成分を含む化粧水なので、肌荒れをしっかり改善してくれますよ。

ちょっとお高いので普段使いとしてではなく、日焼けした肌への特別なスキンケアとしてお使い頂くと良いでしょう。

日焼けに効果的と言われるアロエには、紫外線によってダメージを受けた肌を修復する働きを持つ成分が含まれていますので、アロエが使われているスキンケア商品を使うのもおすすめです。

韓国コスメの人気ブランド「ホリカホリカ」のアロエジェルは、成分のうち99%がアロエ成分なので、日焼け後の肌荒れに期待大です。

冷蔵庫で冷やしておくと、熱を持った日焼け後の肌をクールダウンしてくれるのでオススメです。

水ぶくれ

日焼けが重度の場合、水ぶくれが出来ることがあります。

何度も言いますが、日焼けはやけどです。

「やけどをしたら、患部をすぐに冷やすことが大切」という誰もが知っている応急処置と考え方は同じで、出来るだけ早く患部を冷やすことが重要です。

症状に気がついたら、水道の流水を使って30分以上冷やしてください。

また、水ぶくれは絶対に自分でつぶさないでください!!

つぶすと、そこから雑菌が入りこみ感染症を引き起こす危険性があります。

水ぶくれが出来た場合は、応急処置をした後すぐに医療機関を受診しましょう。

もし、水ぶくれが破れてしまった場合は、まず清潔なガーゼで染み出す液体を優しく抑えます。その後、患部にワセリンを塗りラップで保護してから、医療機関を受診しましょう。

疲労感

皆さんは、長時間日光に当たった時に、運動をしていなくても「疲れた」と感じたことはないでしょうか?

その疲れたという感覚、間違いではなく紫外線によるものなのです。

まず、紫外線を浴びるだけで疲労感がおこる原因について解説します。

ビタミンCが大量に消費される

身体の中で疲労回復に効果のある栄養素として挙げられるのがビタミンC。

普段ビタミンCは、疲労回復や免疫力を高めるために働いています。

しかし、紫外線を浴びることによって、シミやくすみの原因となるメラニンを抑えるために消費されてしまいます。

肌にとっては良い働きですが、本来の目的である疲労回復に栄養素を消費出来ないため、疲れる原因になってしまうのです。

目からの紫外線にご注意を!

近年の動物を使った研究によると、目に紫外線が当たることで、疲労の際に見られる物質が血中に増加して、疲労感を引き起こしてしまうことが分かりました。

また同時に、脳から紫外線に対する防御反応として、皮膚を黒くするメラニンを増やすように指令が出て、皮膚でメラニンが作られることで、日焼けの原因にもなることが知られています。

平日のパフォーマンスが落ちてしまうだけではなく、登山中の疲労はケガや事故の大きな要因になってしまいますので、目の日焼け対策もしっかり行いましょう。

それでは続いて、日焼けによる疲労を軽減する方法をお伝えします。

①十分な水分補給

これは日焼けによる疲労に限らずですが、疲労を溜めないためには水やスポーツドリンクを十分に摂ることが重要です。

登山中はこまめによく飲んでいるという人でも、下山後はあまり気にしていない人も多いのではないでしょうか。

登山した日やその翌日は、普段より気にして多めに飲むと良いでしょう。

肌の水分も確保され、日焼けしにくい肌にもしてくれますよ!

また、下山後に「ビールやお酒を飲むのが好き!」という方もいると思います。

しかし、アルコールを摂取すると脱水症状になる可能性があるので、飲まないことをおすすめします。

もしどうしてもお酒を飲みたい場合は、水や電解質の入っている飲み物と一緒に楽しみましょう。

②ビタミンCの補給

先ほど書いたように、ビタミンCは日焼けをすることで大量に消費されてしまいます。

またビタミンCは、半日から1日くらいしか体内にとどまらず、排出されてしまいますので、こちらもこまめに補給が必要になります。

野菜や果物に多く入っていることが知られていますが、必要な分のビタミンCを摂るには大量に食べなければいけないため、補給が難しいのです。

そこで、なかなか多くの野菜や果物が食べれないという方は、サプリメントを活用してみるのも良いでしょう。

ドラッグストアやCMでもよく見かける、「ハイチオールCプラス2」。

直接ビタミンCと書かれているサプリではないものの(薬ですが…)、1日分(成人6錠)でビタミンC500mgが摂取出来ます。

成人では1日のビタミンC推奨量が100mgとされていますから、これだけで多くのビタミンCが補給出来ることが分かりますね。(食事からも必ず摂ってください)

ハイチオールCプラス2には、L-システインというアミノ酸も含まれているため、疲れ・だるさを改善する以外にも、シミ・そばかす・日焼けなどの色素沈着症を抑える効果もあるとされていて、日焼けにはもってこいの製品になっています!

また、ビタミンCは登山の前にも後にも補給することで、日焼けによる疲労を軽減できますが、登山中にも摂れると嬉しいですよね。

そこで、行動食にドライマンゴーや柑橘系のドライフルーツを取り入れることをおすすめします。

マンゴーと柑橘系のドライフルーツには、ほかのドライフルーツに比べてより多くのビタミンCが入っているので、ぜひ試してみてください!

行動食は日焼け予防だけでなく、シャリバテによる疲労を軽減してくれます。

ドライフルーツ以外の行動食も【おすすめ紹介】登山に持って行きたい行動食の選び方とおすすめ15選で紹介していますので、ぜひご覧ください。

兎にも角にも、登山後に大きな日焼けの症状がなくても…

  • 患部を冷やす
  • たっぷりの化粧水で保湿する
  • 水分とビタミンCを補給する

このアフターケアをすることで、シミやシワを防いだり、平日に疲れを残さずに動くことが出来るので、ぜひ実践しましょう!

まとめ

登山の日焼けしやすい理由と対策・アフターケアについての説明はここまで!

覚えておきたいポイントは2つ。

日焼け対策4選
  • 日焼け止めを塗る(こまめに!)
  • 帽子をかぶる
  • 衣服で肌を隠す
  • サングラスをかけて目を守る
日焼けをしたら…
  • まずは“冷やす”
  • たっぷりの化粧水で“保湿する
  • 水分とビタミンCを補給する

これだけ覚えておけば大丈夫!

登山ではより多くの紫外線を浴びることになるので、日焼けのリスクが高まり、気にしすぎてしまうことがあります。

ですが、今回紹介した日焼け対策とアフターケアを取り入れて、日焼けに負けず、安全で楽しい登山ライフを送りましょう!

おしまい!

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